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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜 141

そのレグナスを先頭に、大和達は一階にある大浴場の前にやってきた。通路の横にのれんが掛かった扉が2つ並んでおり、そののれんは、青と赤の二色に分けられていた。
「青が男、赤が女専用となっている。間違えんようにな。では儂はお先に」
そう言うと、レグナスは一足先に青ののれんをくぐり、中に入っていった。続けてカルラとアーカートも入っていく。
そして、大和も早く温泉に浸かろうと足を前に踏み出したその時、
「で、王様はどうするのかな?」
ジェンがフフッと微妙な笑みを浮かべながら言った。
「別に私たちは構わないんだけどなぁ。ねぇ、カスミ?」
「そうだな。最近御無沙汰でもあったしな」
カスミがさりげなく大和の背後に回り込み、少年の耳の辺りをやんわりと撫で上げる。
久しぶりの刺激に大和は身体を震わせた。
「さっき聞いたんだけど、この温泉、特別に今の時間帯だけ貸し切りなんだって。つまり、私たち以外の客は来ないって事なんだよねぇ」
モルティラニアが大和に近づき、ハァッと甘い吐息を洩らす。
「で、どうする大和?」
カスミが自分の豊満な胸を大和の背中に押し付けながら尋ねる。
「もちろん来るよね?」
モルティラニアがただでさえ大きな瞳を見開き、瞬きを繰り返しながら見つめてきた。彼女の唇が大和の唇に、ゆっくりと近づいていく。
すると、セリスがカスミにソーッと近づいて、
「ねぇ、何でモルティラニアさんを止めないんですか?ジェンさんとカスミさん、あの人と仲悪いじゃないですか」
「私だって嫌だが仕方ないんだ。温泉貸し切り情報を持ってきたの、この女なんだから。交換条件なのだよ。この情報教えるかわりに、今日1日だけ自分と大和が何をしても黙認しろってな」
「そんな情報どこから聞いてきたんですかね?」
「知らん。本人に聞いたらどうだ?」
2人がそんな会話をしている間も、モルティラニアの誘惑は過激さを増すばかりである。
「ち、ちょっと、モルティラニアさん。駄目です。こんなところで」
「駄目?本当に駄目なの?」
大和の耳に息を吹き掛けながら、モルティラニアは大和の股間をねちっこく撫で回す。意地悪く焦らすような感触が、ひどくもどかしい。
「駄目なわけないよね。大和君だって、本当は気持ちよくなりたいんでしょ。ここ最近みんなとずっと一緒だったから、誰かとエッチ出来なかったみたいだし、実際かなり溜まってるんじゃないの?」
彼女の言う通り、大和はメリツ修道院を出発してから一度もセックスをしておらず、また自分で処理もしていなかったため、彼の中で欲求不満な状態が続いていたのである。であるからして、この女性陣からの混浴の申し入れは、大和にとっては性欲を発散させる絶好のチャンスであった。

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