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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜 110

一部始終を見ていたレシアナが、倒れ込む2人に言った。
「どう、ラティア。大人になった気分は?」
「………すごい……気持ちよかった……」
ラティアは、まだ起き上がる気力も沸かず横になったまま答えた。
「ふふっ、それがイクってことなのよ」
レシアナはそう言うと先程自分が脱いだドレスに手を伸ばし、そのまま身支度を始めた。
「今日のレッスンはこれでおしまいよ。それじゃ2人とも、ごゆっくり」
着替えを終えたレシアナはそう言い残すと、未だベッドで倒れたままの2人を残して部屋を後にした。
「………ごめんね。痛くなかった?」
「ううん、いいの。でも、こんな大きなのが入ってたなんて、信じられない……」
ラティアが膣から股間を引き離して、そう言った。そして、彼女もレシアナのように服を着て退室するのかと思いきや、
「ねぇ、大和君……」
「ん、何………?」
「もう少し、このままでいても………いいかな?」
甘えるようにラティアが大和にピッタリとくっついてくる。彼女の肌の温もりもあって、お互いに全裸でも寒くはなかった。
「うん。いいよ」
大和はラティアの手を握り、彼女に唇を重ね、愛を確かめ合うかのように長く舌を絡めた………。




「久しぶりだな、カルラ。お前とこうして話すのも何年ぶりだろうな?」
「5年……6年ぶりだったかな。そんなに長くはねぇだろうな」
メリツ修道院の一室。ルカジマ臨時学園長を勤めるアーカートの自室で、今、2人の男が顔をあわせていた。
1人はこの部屋の主、アーカート。
そして、もう1人がカルラ。特殊能力・悪魔の腕を持つ裏稼業の配達屋である。
2人は親友同士だった。しかし、ある事件をきっかけに彼らが顔を合わせることは無くなっていた。
「酒にしようか?それとも昔君が好きだったイリック村原産の紅茶の方がいいかな?」
「………どっちでもいい」
「では紅茶にしておこうかな」
数分後、アーカートは2つのティーカップを手にソファーに座った。彼の対面のソファーにカルラが座っており、その2つのソファーに挟まれるようにテーブルが置かれている。
そのテーブルの上にティーカップを置くと、アーカートは懐から1つの封筒を取り出し、湯気が立ち込めるカップの横にスッと並べた。
「とりあえず今回の君の依頼に関する報酬だ。受け取ってくれ」
カルラは何も言わずに封筒を受け取り、中身を数え始めた。
「………確かに。相変わらず律儀な奴だな。俺みたいな裏稼業相手にここまで正確に金を払う奴なんて見たことないぜ」
「依頼したからにはきちんと報酬を払う。当たり前の事ではないか」
「……ふん、お前らしいぜ」

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