PiPi's World 投稿小説

守りの巨木
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 1
 3
の最後へ

守りの巨木 3

「俺の短剣が…あんな色に…」
男は強い恐怖を感じていたが、同時に、得体の知れない物に自らの武器を侵食されていくことに奇妙な興奮も覚えていた。男は無意識のうちに、自分の股間が熱くなるのを感じた。
ペニスケースに覆われた男根の先端が膨らみ始める。亀頭が完全に露出する。
「な、何を考えてやがる俺は?そんな場合じゃねぇだろうが!」
男は自分に言い聞かせるように叫んだ。
だが、その声には隠しきれない期待の色があった。
この力があれば、白い肌の男達に集落を滅ぼされた恨みを晴らすことができるのではないだろうか?そう考えたからだ。
男のそんな考えを巨木は見抜いたのであろうか、幹に穴が空いていく。ちょうど彼の股間のある高さに…。
「俺に挿し込めというのか?」
戸惑いながらも、彼は自分のペニスケースを外す。既に男根は完全に勃起しており、先端からは透明な液体が溢れている。
男は一瞬ためらいを見せた後、意を決して巨木の作り出した穴に自らの雄のシンボルを差し込んだ。
ズブブッ。
湿った音が響く。
「うおっ!こりゃあ、すげぇぜ!」
挿入した瞬間、全身を快感が走り抜けた。巨木に空いた穴とは思えない柔らかさと温かさが男を迎え入れる。
「うおおぉぉっ!」
獣のような叫びをあげながら、男は夢中で腰を振り続けた。もはや、光弾に撃たれた仲間のことなど忘れてしまっている。
グチュッグチャッヌチッ
淫猥な水音を立てながら、男の肉棒は激しく出入りを繰り返す。
やがて絶頂を迎えたのか、男は腰を巨木に押し当てた状態で動きを止め荒い息を吐いた。
余韻に浸っていた男だったが、倒れていた仲間が動き出す気配を感じて振り返った。
「お前ら、無事だったか?よかった」
安堵の声をあげる男だったが、仲間の様子を見て絶句してしまう。
「お、おい、どうしちまったんだ?」
仲間は、全裸になって虚ろな目でペニスを扱いていたのだ。それも、黒い球から放たれた光弾と同じ色のオーラのようなものをまとっている。
呆然としているうちに、彼等は男の方にフラフラと近づいてきた。明らかに様子がおかしい。
「おい!正気に戻れ!いったい何が起きてるんだよ?」
問いかけるが、答えはない。
男は彼等を止めようと、大木に挿入したペニスを引き抜こうとした。だが、それは叶わなかった。
「う、嘘だろ?」
男のモノは大木に貼り付けられてしまったかのように離れなかったのだ。
その間にも、仲間達はどんどん迫ってくる。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す