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変態エルフ姉妹の花嫁王子
官能リレー小説 - ファンタジー系

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変態エルフ姉妹の花嫁王子 6

元老院議員でもあるが若い頃は傭兵騎士団の一員として世界中を回っている、これにより武と智を磨いた事により常に人族と亜人族との協調に奔走しており、ルーサー王国に帝国騎士団が密かに派遣された時には激昂……フォングスが庭園から駆け付け宥めた程だ。敗走の一報が入ると配下に命じ行軍の準備に入っており先程使者が宰相閣下の命を示した書状を持参した際には既に鎧甲冑と代々当主が使うハルベルトを携えて待っていたと言う。
「よく応じましたな」
「帝国騎士団の有志らがルーサー王国加勢に行く事にも反対してましたからなぁ」
側近らは彼の信条を察していた。恐らくオーウェンも分かるだろう。


時同じしてフェルス軍先遣隊がルーサー王国に侵入……本隊の陣は先の戦にて奪取した国境砦であり付近の村と街には昨日の内に支配下になる事を宣告、今朝は付近一帯の村長と街長が赴きエイミーが直々に税や使役に関して説明、ルドルフ王子はフェルス王国へと移送されておりエイカーが同行している。
「どうなることになるかっておもったがよいおかただぁ」
「んだ」
オーウェンらとすれ違った村長や街長らは一先ずは安心したって感じであるがエルフ族の怖さを知らない者の言葉だ。オーウェンは彼らを飼い慣らしてルーサー王国への進軍を楽にしたいのだろう。
「おおっ、オーウェン殿……昨夜は夜回りをしたと聞いたが」
「これも傭兵の勤めであります」
“剛剣のガロ”はオーウェンを見かけるなり頭を下げる……思えばこの様な宴の時に敵の奇襲は十分あり得るのだが部下の殆どが宴に興じていたと言う。オーウェンの事はある冒険者らから好評でありエルフ族国家であるラルクンス国女王陛下の推薦を受けて同国の義勇軍と共に参加している。
「帝国騎士団を逃がす為に殿をしたと言うが……敵であるが余りにも不憫だのぉ」
「……ガロ殿、帝国は恐らくルーサー王国に隣接する国境砦にて守りを固めます」
「出て来る騎士将は?」
「アルニコスでしょう……私は彼から多くを学んでます」
オーウェンの剣と馬術の師匠だ。
「外交判断もある程度なら任されていると言う事か……」
「出来れば皆に小競り合いに留まる様に厳命して貰いたいのです……ガロ殿はフェルス様から信頼も厚いと見受けられます」
「……善処はしよう、ただ敵領内に居る民の保身は出来ないぞ」
オーウェンとしてはルーサー王国領民が逃げ出す事を願っていたが……杜樹海を帝国領内まで及ぶ事にもなりかねない。だからこそ兄上はフォングスも招いており必要ならこの地に来る……それまでにオーウェンとしてはフェルス王女姉妹との繋がりを維持する必要がある。


その後はルーサー王国の敗走が続き、遂には王都を包囲……大隊商長数人とオーウェンの仲介もあって無血開城になった。オーウェンらの依頼としてはこれで終了であるが野営続き故に各員の疲労もありルーサー王国王都にある宿に滞在する事になり、各人の武器の手入れや魔法素材確保で一ヶ月を目途にしていた。
「まさか色魔宴がここまでとは……」
イセもユイだけではなく目の前に転送された少女を嬲り尽くした……こうでもしないと収まらないのだ。少女は起き上がりほぼ全裸で宿の外に……オーウェンが相手にした少女もだ、眼が虚ろで視点が定まらない。外に出ると馬とほぼ同じ大きさの蟻が捕獲して連行する。
「杜蟻……」
「あれが蜜採りか」
オーウェンはフォングスから聞いた通りの光景に思う……。


大広間ではルドルフ王子がケツアクメに達し肉棒が精液を吐き出す……肉棒と言っても最早赤子のサイズと言っても過言ではない。特殊な繊維で織り込まれた下着により改造されてしまったのだ。
「兄様……」
妹であるルワルスは変わり果てた兄を見て愕然とする。

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