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変態エルフ姉妹の花嫁王子
官能リレー小説 - ファンタジー系

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変態エルフ姉妹の花嫁王子 1

ルーサー王国、先日の大戦で敗戦国となった人族の国である
エルフの国に戦を仕掛けるが返り討ちにあい敗戦処理の見せしめが国民に晒されるところである
顔を真っ赤に染め女性下着同然の花嫁衣装に身を包む王子を見て父親である国王は悔し涙を流し、妹と母も涙を流していた
勝敗を決した戦にて王子は敵将に囚われしまい、敗退を重ね最終的にはエルフの国と他種族の各国家の軍勢に囲まれて降伏し無血開城、ルーサー王一家は幽閉された……そして降伏から一か月後、王都の大広場に現れた王子は鎧甲冑姿ではなく下着姿に近い花嫁衣裳姿、シースルー生地に映える彼の裸体は美しさを増しているが胸や腰回りには淫呪が刺青で刻み込まれ奴隷の意味する印に至っては焼印である。何れも王子の精液を材料にしているので解呪は不可能である。国民の多くは哀れ王子に同情はしてない、恋人や夫、息子を戦場で失っている者も少なくはなく、寧ろエルフの国には信頼を寄せている。なんせ旧臣下や国民にはエルフ族女王の御慈悲によりこれまで同様の地位と権利が保障されたのである。これにはエルフ族の問題解決の為に譲歩した感じもあるのだが……。
その問題は男性個体の出生率が年々低下、これにはエルフ族特有の純血主義によるものであり妖術による両性具有個体が出た事も大きい。ただエルフ族によっては積極的に他族種との結婚を奨励した所もあるがこちらは純血種の減少になっている。女性上位のも女性の方が妖術や魔術の適性が高いとも言われている……だが他族種の男を迎え入れる事はリスクもある、その解決策が徹底的な精畜家畜……。

「哀れもんだね……」
「若様は初めて見るんかい?」
大広間に面した宿屋の屋根にて騎士甲冑を着込んだ青年の言葉に漆黒の肌を持つダークエルフ族の少女は浮遊する杖に座り恥辱の結婚式を見ていた。
エルフ族では珍しい事ではないが獲物が一国の王子となるとこの様な大々的な儀式になる、しかも彼の所有者はエルフ族でも古豪であるフェルス国の王女姉妹だ。その武勇伝は大陸の隅々まで知れ渡る程の猛者であり、エルフ族の英雄に数えられる程だ。
「イセの故郷にはあるのかい?この様な事」
「ウェルド殿……ありますぞ、有力武将の男児は敵に捕らわれると寝床の上で嬲りか腹を斬るか……拙者は逃げてここに辿り着いてしまったが……」
長い髪を紐で結き、カタナと呼ばれる独特の剣を持つのがイセと言う名のサムライであり極東の果てにある島国の出の男性だ。ウェルドはダークエルフ族の魔導士でありダーフィス国の出身、こちらは比較的他族種との婚姻には寛容であり、ハーフやクォーターが進んでいるがウェルドの様に魔力が強い個体が突如出て来る。そして若様と呼ばれる青年は人間族最大の国家ガルアンドル帝国出身のオーウェン、その正体は廃嫡王子である。
普通なら殺されるか性の玩具になるが色んな事情により生かされて最終的には傭兵騎士団を率いる夫婦に預けられた。イセとウォルドはその頃からの付き合いであり、数年前からは小規模であるが傭兵騎士団を率いており今回はフェルス王国側に他種族の義勇軍の一つとして参加した。傭兵騎士団は他種族からの参加も珍しくないが何れも祖国に居られない事情を持つ……。
「どうも儀式をここでするつもりだね」
「「?」」
「広場には魔法陣が形成されている……古の淫呪の“色魔宴”!チッ!!!」
ウェルドは持っていた魔導書を手にして呪を唱えると結界が宿屋を覆う。こうしないと自分らが三昼夜3Pになりかねない、若様とイセの肉刀はダークエルフでも腰砕けにする。

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