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躍動する時
官能リレー小説 - ファンタジー系

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躍動する時 4

性に目覚めたばかりのゴーチェの鮮烈な初体験は、夜通し続いた。


朝焼けが森を照らしている。
あちこちから、目覚めた鳥のさえずりの声などが流れてくる。
「はぁー、はぁー、はぁー……」
「うーん、すっごく気持ちよかったぁ……」
「あんた、何者なんだ……?」
息も絶え絶えなゴーチェの横で、完全に腹の傷が癒えたドリュアスの女が、満足した顔でう〜んと伸びをしている。
豊かな胸が揺れるのを見ながら、ゴーチェはやっと彼女の素性に興味を持つ余裕が出てきた。
「あなたが夕べ暴れて大木を傷つけたでしょう?私はあの木の精、ドリュアスなのよ。本当ならあんなことをしたら死んで償って貰うところだけど、あなた、逞しいし顔立ちも好みだから、あなたの精を頂いて傷を癒す事で許してあげることにしたの。こっちもすばらしいし」
ドリュアスの娘は最後の一言を言いながら、ウィンクしてゴーチェの逞しい陰茎を優しく握って擦る。
「木の精……ドリュアスだったのか」
「そうよ。名前はエラメリアよ。あなた、名前は?」
「俺は、ゴーチェ……」
彼女が名乗ったので、まだ息が上がったままのゴーチェも名乗った。
「そういえば、ずいぶん若いみたいだけど歳を聞いてもいいかしら?」
「十…四歳だ……」
「まあ!ずいぶん若いのね!それでこの体格とコレ?素晴らしいわ!」
エラメリアと名乗ったドリュアスは、片手でゴーチェの陰茎をさすり続けていただけでなく、もう片手で彼の頬を優しく撫でる。
エラメリアの手のぬくもりが、ゴーチェを安らいだ気持ちに導く。
肩で息をしながら、巨根といっていい陰茎は勃起したままで、彼女の優しい手つきがほんのり気持ちいい。
「あなた……あんなに暴れるなんて、性欲を持て余していたんでしょう?」
「あれが、俺の性欲だったのか。わけのわからない衝動と欲望で、自分が自分でなくなるような、強い何かに突き動かされて……」
ようやく自分の中で荒れ狂っていたものの正体を知ったゴーチェは、エラメリアの顔を見つめていた。
「やだ、ちょっと恥ずかしい」
「エラメリアさん、とっても綺麗だよ。白絹のような肌に、美しく整った丸みを帯びた顔。ぱっちりと大きくて可愛い目に、鼻も細くて、ぷりっとした小さな唇。すごく綺麗だよ。それにおっぱいだって…」
ゴーチェが片手を持ち上げて、エラメリアのたぷんとした胸を支える様に持つ。

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