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巻き込まれた山賊
官能リレー小説 - ファンタジー系

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巻き込まれた山賊 3

そんな哀れな男達を見ながら剣士が言った。
「お前らには二つの道がある」
剣士の声は決して大きくはないものの、不思議とその声はこの静寂の中ではよく響いた。
男達が剣士の言葉に反応しビクリと身体を振るわせる。剣士はそのまま言葉を紡いだ。
「一つ目。そのまま帰るんだ。何もかも忘れろ。俺を見たことすら誰にも言わず、今後俺の前に現れるな」
男達の表情が安堵の色を浮かべるが、続く言葉を聞くと再び鈴口から我慢汁を噴射させてしまう。
「二つ目。俺の見ている前で、この壷の中に射精をしろ」
剣士は抱えていた袋から蛸壷に似た小さな茶色の壷を人数分取り出した。
中に溜まった液体は透明で粘り気が見て取れ、独特の匂いを放っている。
その液の中に何か得たいの知れない生物が見えた。それは、まるでヒトデのような姿をしていたが色は黒くどことなく不気味であった。
男達はその不気味な生き物に恐れ戦き後ずさりした。しかし不思議と目が離せない。まるで魂を奪われてしまったかのように、その場から動けなくなってしまったのだ。
「今すぐここから去れば見逃してやると言っているんだ。どうなんだ?俺は別にこのまま帰ってくれても一向に構わないんだけどなぁ」
男達に選択肢は無かった。
ここで帰れと言われた所で、帰り道を歩くことなど出来るはずもないのだ。股間の逸物は痛々しい程張りつめて爆発しそうな状態だったからだ。
そんな彼等にとって、得たいの知れない壷の中に陰茎を挿入するという選択は非常に魅力的なものにすら思えていた。
先ほどまで恐怖に支配されていたはずの男達の中で徐々に性欲だけが高められていく。
「あ、あんな奴の思い通りになりたくないぜ…」
親玉が震えながらも口を開く。手下がそれに続く。
「壷の中にチンポなんか突っ込んだらどんなことになんのか想像できねえ!」
そう言いながらも彼の陰茎はブシャーッと我慢汁を噴射した。またしても剣士の笠にまで飛ぶ勢いだった。そのせいで彼の頬に数滴飛び散ったが、本人はまるで気にしていないようだった。
むしろ少し嬉しげでさえあった。その反応がまた恐ろしく感じられたが…。

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