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牝剣闘士と好色王
官能リレー小説 - ファンタジー系

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牝剣闘士と好色王 3

「兄貴!あれを!」

ワーウルフのリーダー格は仲間が血相を変えて指し示す先を見た。
地面に人の背丈ほどの窪みができている。
そこから飛び出してきた者が、彼らの前に降り立つ。

「なんだこいつはぁ!」
「ラスを殺させはしないわ」

人の頭ほどの大きさの、鋼の頭部を持つハンマーを手にした、すらりと背の高い乙女の姿があった。
大きく張り出した胸を反らせ、轟然と言い放ったのだ。

彼女は隣国デテーニの戦士、名前はファーナ。
ラスとは幼馴染で、彼にベタ惚れしている女性である。
「おい、なんで出てきた?」
「あら?貴方がピンチだから来たんじゃない。私が来たからには安心なさい」
「あのなぁ…今、レジェンダルとデテーニの関係は非常に悪い。下手したら戦争になるかもしれないんだぞ」
「だからって放っとけないでしょう?大丈夫、私が全部解決するから!」
ファーナは笑顔で答えると、自分の身長と同じくらいの巨大なハンマーを振り回す。
その風圧でワーウルフ達の動きが完全に止まった。
「この女、強いぞ!」
「構うな!数で押し潰せ!」
リーダー格の号令で、ワーウルフ達は再び動き出した。
だがファーナは全く怯むことなく迎え撃つ。
ハンマーの一振りごとにワーウルフ達が吹き飛んでいく。
「こいつ、人間じゃねえのか!?」
「人間相手にこんな苦戦するかよ!」
ラスはワーウルフ達の言葉を聞いて思った。
(ファーナ、お前もか)
「さて、次は誰?」
「ひぃ、化け物だ!」
「に、逃げろぉ!」
ファーナの力を見て、ワーウルフ達は蜘蛛の子を散らすように逃げ出す…が、逃げた先が悪かった。
そこには黒々とした穴が空いていた。
「お、落ちるぅ!」
ラスは急いで駆け寄るが間に合わない。
止まりきれなかったワーウルフ達が次々と穴に落ちていく。ラスは慌てて穴の縁に手をかけて下を見た。
「くそっ、どうなってる?」
ラスが言いかけた時、穴の底の方から甘い悲鳴が上がった。
そこに広がっていた光景は、ラスが予想していた通りのものだった。
ワーウルフ達が裸に剥かれ、様々な姿勢を取らされている。
穴の内壁はぬらぬらとした粘液に覆われており、ワーウルフ達の身体にまとわりついている。そのせいでワーウルフ達は身動きが取れなくなっているのだ。さらに、その粘液は催淫効果もあるようで、ワーウルフ達は顔を紅潮させ息を荒げている。
「やめろ!離せぇ!」
「い、嫌だ!俺には妻がいるんだ!」
ワーウルフ達は口々に叫んでいるが、その声は弱々しく説得力はない。

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