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絶倫軍師と牝墜ち少年戦士
官能リレー小説 - ファンタジー系

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絶倫軍師と牝墜ち少年戦士 3

少女は大喜びで右手を動かして見せた。
「やったわっ!ありがとうございますっ!」
「おお、本当に治った…大魔術師様!」
「すげぇ…」
感服する者、驚愕する者等、誰もが驚いたが、ネーザー族の者に共通するのはヴェンデッタへの感謝と尊敬の念だった。
「次は…君かな」
右ひざから下を失った少女だった。
手近の者に椅子を持ってこさせ、座らせる。
ヴェンデッタが彼女の前に膝をついた。一瞬だけ彼女のスカートの中が見えたが、見なかったふりをして彼女の右膝に手を当てて長い詠唱を行う。
この娘も、彼の治療で右足の再生に成功した。
「ふぅ、これで治ったはずだ」
額の汗をぬぐいながら彼が言い、少女は立ち上がった。
「わあ……本当に、治ってる!ありがとうございますっ!」
ヴェンデッタは喜ぶ少女に抱き着かれた。
感謝され、尊敬の念を周囲から向けられ、ヴェンデッタは誇らしい気分であった。
普段は少年を犯しまくるヴェンデッタだが、少女の柔らかい身体もいいもんだと思った。
「うむ、良かった。幸せになるんだぞ」
「はい!」
少女が離れると、ヴェンデッタは欠損などの大怪我を負ったネーザー族の者達を一人ずつ治していった。


「ふぅ……これは俺でも堪えるな」
再生の魔法は高位の術の一つで、それを連用できるヴェンデッタはまさに天才なのだが、その彼も人間であり、当然疲れる。下手な合戦以上に魔法を使いまくったので、実は体重が数キロ減っていたほどだ。
その彼を、多くのネーザー族の者達が労い、お礼を言う。
多数の熱烈な視線をヴェンデッタは受けていた。
感謝のまなざしを向けている者や尊敬のまなざしを向けている者も多いが、それだけじゃない。
今まで女に相手にされてこなかった彼も、恰幅の良い男がが好まれるネーザー族には好印象を持たれた。
大怪我を治してもらった少女たちや、家族を治してもらった少女の中には、熱烈な恋慕の視線を向けている娘が何人もいた。
彼らの向けてくる気持ちに、喜んでいたヴェンデッタだが……
「ううっ……」
ヴェンデッタの視界が、いつしか滲みだし、ぼやける。
「いかがされましたか?」
ヴェンデッタが涙しつつ呻いたので、驚いた人々が声をかける。
女性からこのような好意を向けられたことが無く、彼は心に飢えを抱えていた。
「お前たちの境遇を想うとな」
思わずヴェンデッタは、そう言ってごまかした。

これほどの敬意と恋慕を向けられて、ヴェンデッタは感激していたのだ。
思えば、容姿故に侮蔑され続けてきた。
それでも並外れた努力と魔法の才覚とで、今の地位を築いてきた。
だが女性には相手にもされず、少年を妊娠させてしまうほど犯しまくる彼に、その才覚と実力を高く評価しつつも侮蔑の念も捨てない者は数知れず。
いつしか彼は心に飢えを抱えるようになっていた。
ヴェンデッタに気に入られた少年の中には、ヴェンデッタの並外れた精力と生殖力で犯されまくった挙句、男子でありながら妊娠している者も出て来ている。
当然だが禁忌に近いので、彼はその少年達を自分の屋敷に隠して身重の身体を養生させている。
彼らの事も大事にしているヴェンデッタだが、女性からのこれだけの好意には、感涙するものがあったのだ。


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