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地下水路
官能リレー小説 - ファンタジー系

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地下水路 10

小河だって望んで仲間と一緒にいたわけではないことは明白でした。
「あいつらに会ってから俺はろくな目にあっていない……俺が何をしたっていうんだ……なんで俺だけがこんな目にあっているんだよ……どうして……」
小河が何をしたというのでしょうか。とにかく良い思い出が無いのだけは確かでした。
彼は普通に生きてきただけなのに。
それなのにこんな目にあわなければならないというのか。
それは理不尽すぎると少年は感じていました。
しかし、この世界ではその理不尽こそがまかり通ってしまう。
そして、それに抗うことも出来ないのだ。
「……お前、仲間にならないか?」
少年のその一言に彼の思考は止まりました。
今目の前にいる男は何を言っているのか、理解できなかったのです。

「ちょうど自分も一人でな。失われつつある術を教える相手がほしかったところだ」
「俺は別にいいが、あいつらはどうなるんだ」
「安心しろ、あいつらもまとめて面倒見てやる」
少年の提案は彼にとって魅力的なものでした。
「どうやってだ?」
いくら不思議な術を使えるとはいえ、少年にあれだけの人数を養えるだけの金など持っているわけがありません。
少年はにやりと笑いました。
その顔に彼は何か不吉なものを感じます。
しかし、もう後戻りはできないのです。
彼は決意します。
そんな時でした、ねっとりとした音が響き渡ります。それは彼の仲間の全てが捕らえられた合図でした。最後まで抵抗していた戒凱がついにドロタボウの中へと転げ落ちたのです。
その様子が少年の水晶に映し出されます。戒凱の身につけている半纏や褌が溶かされていき、その裸体が露わになりました。
これで小河達は全員が全裸になりました。
戒凱の体をドロタボウが這い回り、汚れを消化していきます。これによりみるみるうちに戒凱の全身が綺麗になっていきました。
戒凱は心地よさを感じているのか、抵抗を止めてされるがままになっています。
戒凱がこうなると手下の男達は完全に戦意を失い、次々にドロタボウの中へと入っていきます。
戒凱と違い、既に何度もドロタボウに転げ落ちていた彼等でしたが今回は様子が違います。
ドロタボウの内部で自ら腰を振り、快楽を得ようとしているようでした。
そんな様子を見せられた小河も興奮してきていました。彼はドロタボウに半端に責められてからすぐにここの探索をやらされた為、中途半端な状態のまま放置されていたのです。その疼きは耐え難いものとなっていました。

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