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地下水路
官能リレー小説 - ファンタジー系

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地下水路 11

「仲間の姿を見てお前も我慢できなくなってきたんじゃないか」
少年の言葉が頭に染み込み、彼は自分の状況に気づきました。
自分が今どんな格好をしているか、それを自覚すると途端に恥ずかしくなってきました。しかし、彼は自分の体の奥から湧き上がってくる衝動を抑えつけることは出来ませんでした。
小河は少年に聞きます。
「あいつらはどうなるんだ?」
「これから潜在能力を引き出してやる、よく見ているんだ」
その言葉の直後、ドロタボウの一部が硬化して何かの形になっていきます。それはまるで簡易的な鎧のようです。その表面はぬらぬらと光沢を放ち、粘液が滴っています。
「これをあいつらに着けさせる。これで多少の怪我は防げるだろう。それにあいつらが着ることで力の一部も手に入るはずだ」
泥の鎧は股間と胸と肩を覆う程の面積しかありません。それでも今まで半纏位しか身に付けていなかった彼等にとってはありがたいものでした。
その鎧が全裸の戒凱に近づいていきます。そして、戒凱の股間にに絡みつくように貼り付きました。ドロタボウはそのまま戒凱の下半身を包み込むと、まるで茶色の褌のような姿になってしまいました。
その刺激でなのか、戒凱は一瞬ビクリと反応し、声を上げます。
「うっ」
その表情はとても気持ち良さそうに見えました。
少年は何やら指を動かすと、残った男達にも泥の鎧を纏わせます。彼等が鎧を身につけた直後、彼等も同様に喘ぎ始めました。
そして、その泥が戒凱にまとわりついたのと同じように褌に似た形状に変化していきます。
その頃になると戒凱の胸元にも泥が装着されていました。
その泥は先程までと違って戒凱が身を捩る度にヌルヌルと滑り、彼の硬くなった乳首をしごいていきます。
戒凱は敏感になっているのか、鎧の刺激に体を跳ねさせ、声を上げて悶えています。
その様子を見ていて、小河は自分の中に何か熱いものが込み上げてくるのを感じていました。それは今まで感じたことの無い感覚です。
その何かはどんどん膨らんでいくようでした。

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