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地下水路
官能リレー小説 - ファンタジー系

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地下水路 5

ここに女でも隠れていれば時間つぶしに相手をさせていたのでしょうが、1人で処理するのも味気ないと彼は腰に敷き布を巻きつけて元の部屋に戻ったのでありました。
キュウソの外皮は需要が高いため売れば良い値段になるのですが、重さゆえに邪魔になると捨て置きます。
小河が扉の向こうに聞き耳をたてたところ、廊下までは溢れてないらしく鳴き声や戦闘音は離れた場所から聞こえるのみでした。
とりあえずは頭への報告を纏めつつ、逃げ出す機会に備え一息つくことにしたようです。

カソやテッソが盾にぶつかる衝撃音が鳴り、コダマの弾ける爆音が響き渡る水路。
戎凱と怒声が賊らの背中を支えるなか、戦いは膠着しかけていました。
定石どおり盾役たちが守りを固め、脅威となるコダマは矢や投石で凌いでおります。
キュウソやテッソの屍が堤となって陣地が堅くなりますが、カソやコダマによって燃え弾けるため優位には傾いていませんでした。
守りを固めている男達の足元が崩れました。いつの間にか水路から泥のような物が溢れてきていたのです。
最初に戦った泥の塊とは少しだけ色合いや性質が違うようで、ほんのわずか青味を帯びていました。
それにより陣形が崩れ、彼等は少しずつ水路に近づいていきます。
押しやられる形で何人かが水路に転げ落ちてしまいます。
今度は青い泥の塊が盛り上がり、落ちていた山賊達をいったんは持ち上げてしまいます。
彼等は空中で何度か振り回された後、少しずつ飲み込まれていきます。
ボクン……ベクン……と泥が蠢くたびにじりじりと男たちの体は包まれ、それらが張り付いた部分では毛が溶け垢が剥がれていくのでした。
悪臭を放っている襤褸も分解されていき、ついには縮こまった息子の中まで青い泥にしゃぶられてしまったのであります。
糞のこびり付いた尻肉を割り開かれると、黒く染まった穴に粘体が潜り込んでジュプゾプと拡張してしまいました。
硬く詰まった便秘気味の黒便が腸壁ごと掻き出され、前立腺が剥きだしとなって捏ね繰りまわされていきます。

部下が逝きかけてるような野太い吐息を漏らして悶えていますと、戎凱は勝利の兆しを得たかのようにニヤリと笑みを浮かべました。
「天はまだまだ、ワシらを見捨ててはねえらしい! 手前ぇらっ、あっちにぶっ飛ばせえぇぇぇっ!?」
金砕棒を振りかぶると、戎凱はカソやコダマをドロタボウに向けて殴り飛ばしだします。
ジュワジュワと湯気を立ち昇らしてカソが青い粘体を焼き、風圧に押されたコダマがドロに圧されて弾けて消えていきました。
胴体が焼かれ弾け跳ぶことで、ドロタボウに囚われた男たちも転がり落ちて参ります。
火傷と快楽にヒイィコラ言いながら戻って来る賊らの後ろでは、青い泥を剥がされた本体が熱に悶えて水路に沈みかけておりました。
「おうおう、随分と小奇麗になってるじゃねえか! さっさと得物握って持ち場に戻りな。しっかり働けば荷物持ちで勘弁してやるよっ!」
戎凱の野次に残った手下らが笑い声をあげると、体勢を立て直して再びキュウソらの攻めに立ち向かっていきます。

コダマを牽制しテッソやキュウソの急所に刃を突き立てて屍を生み出し、泥を被ったドロタボウが食いついてくればカソらを殴り飛ばして退けました。
息があがりフラフラに成りながらも賊の男らは戎凱の激に応じて戦線を固め、ときおり吹き飛ばされては泥の塊に弄ばれております。
立ち上がる気力のつきかけた者は、下半身を舐めしゃぶられて野太い声をあげておりました。

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