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連れてこられた少年は…
官能リレー小説 - ファンタジー系

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連れてこられた少年は… 7

完全に話の外になってしまっている慶一郎にはそんなことわかるはずもなかった。
彼の知らないところで何人もの少年達がペニスをそそりたたせている。それも怪しく陰茎を光らせながら。
慶一郎もそれに続くのだろうか?
未熟な種族を昇華させるという目的はいつの間にか単なる村のお祭り騒ぎとなり、むやみやたらに陰茎を光らせる少年を増やす結果となっていた。真面目に取り組んでいるのはあの獅子の男とその取り巻き数人ぐらいだ。
その獅子の男ですらこの儀式の目的が変わりつつあるのは止められないでいた。
完全に俗っぽくなってしまった儀式は獅子の男の迷いとは無関係に進んでいく。
もはや伝統も目的も何もない。
捕らえられた少年の数だけが増えていく。それがどのような結果を引き起こすか、この時点では誰もわからなかった。
儀式の後の少年がどうなるか、それは封印だった。
儀式の役割を終わらせた少年はある横穴へと連れていかれる。もはや抵抗する意識すらも消えている少年は操り人形のように不気味な穴に向かっていく。
そして、今回の儀式の相手役がその穴に少年を投げ込んでしまうのだ。
今回もその段階に移行した。
先程まで虎の男を相手にしていた少年が歩いている、ペニスを屹立させたまま。そのかなり後ろを虎の青年が歩く。
指示されたわけでもないのに真っ直ぐに横穴を目指す様子は明らかに異様だった。なのに祭りの参加者はそれを認識していない。

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