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よくわからない依頼
官能リレー小説 - ファンタジー系

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よくわからない依頼 3

美女の様子がおかしくなってきた。エツィオの精子を受け入れると急に激しく乱れ始める。

エツィオは塔に招き入れられるだけあって白濁に特殊な魔力を秘めていたのだが、それに気づいているのは現時点では誰も居ない。
「はっはっはぁっ、ふぅぅっ」
体の奥から搾り取られるように白濁を吐き出すと、柔らかなベッドに全身を任せエツィオは余韻に浸った。
「はっ、はぁっ、んっ、はぁあぁんっ……ふぅ、ふぅっ。素晴らしい、なぁ。眠らせていた力が、んぅっ! 目覚めるのが、分かるっぞっ?」
どこか余裕を纏いながら男の精を吸おうとしていた美女が、子宮にザーメンを浴びせられた瞬間に激しく絶頂に導かれていた。
凄まじい快楽と力の奔流に焼かれ、十数秒後にはその身をエツィオに委ねて横たわった。
甘く蕩ける吐息を漏らし、胎に満ちた精気を味わうように肢体を絡めあう。
濃いチョコレート色の乳房が胸板に潰れ、赤みがかった果実のような先端が擦れ硬く起ちあがる。
白濁と淫蜜の混ざったものが花びらから溢れ、目覚めた雌肉が男の剛直に甘く噛みつく。
エツィオの汗と雄の匂いが立ち昇る首筋に舌を這わすと、美女の犬歯が甘い痛みを刻みつけていった。
「んっ、ちゅんぅ、ちゅるんっ……ちゅぷっ」
赤黒い舌が首から顔にかけて味わうなか、ムッチリとした太股に力が入るとパンパンと再び魔洞を叩きつけ始めた。
蠢く肉襞はさらに甘く激しく剛直を包み、この世あらざる動きで絡みついて扱きあげた。
魔性を孕む子宮はその口を軟らかく広げ、剛剣の先端を飲み込んで揺り籠で優しく撫でていく。
雄の精を啜る化生の胎が目覚め、人外の快楽がエツィオをさらなる天上へと導いていく。
「はっ、んっ、ちゅっ、んちゅぅ!」
やがて蛇の如き舌が男の口の中をしゃぶりまわし、たっぷりと肉を纏った肢体を愛撫するように絡ませあった。
乳房や桃尻だけでなく太股や腹周りも手触りが良く、触れるたびに心地よい快感が染み渡っていくようだ。
ジュプジュプと混じりあった淫汁が互いの脚を汚し、熱く蕩けるような美女の魔洞がエツィオの剛剣を溶かし味わい尽くす。
その快楽の嵐に馴染んだ頃。男の意地だとも言うように、魔神の腰を掴んで子宮を叩き潰すように突き上げた。
魔力に満ちた白濁に染め上げられていた美女の揺り籠は、その一撃に絶頂し雌の肢体を焼き尽くされていた。
エツィオはだんだん自分のペースで動かせるようになってきた。気絶しつつある美女を抱えて更に突き入れる。
調子がつかめてきたというよりは何らかの力が増しているような雰囲気がある。しかし、エツィオはその違和感に気づかずにいる。

一方、エツィオを誘い込んだ男はというと未だに美女にありつけないでいた。
男の推論どおり。この塔には神代のさまざまな種族が存在し、その胎を満たす英雄を待ち望んでいた。
鬼謀神算を持つこの大男も、塔に招かれるだけの格を持ってはいるのだ。
「ふむ。やはり塔は存在していたし、その姿は隠れていたさ」
自らの推論を確かめに来れる程度には頑丈な体、身を守れる武勇に護衛兼助手を雇える金を持つ立場。
「記録に残されたとおり、伝説や御伽話の彼方に消えた存在が息づいてもいるさ」
何よりも世界中に隠されていた情報を集め、組み合わせて真実を導き出した頭脳は歴史に残るだろうものだった。
そんな男であるのだから、この塔に集まる美女が本来放っておくわけは無いのだ。
彼女らからすれば容姿の美醜など、夜を彩るスパイスに過ぎない。
だが――
「けれどさ。話を聞くのは楽しいんだけど……まさかちょうど良い相手が見つからないとは、想像の外だったさ」
世界の真理として、こういった場合は起こりえる問題が一つ。
――需要と供給が噛み合わなければ、話が進みようが無いのである。

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