PiPi's World 投稿小説

異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 8
 10
の最後へ

異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅 10

ケンタウロス用の部屋ではあるが、一応今は人間体型に変えている。その方が密着しやすいからだ。
横になったまま、この移動する館の行き先について聞いてみる。
「決まったルートはないわ、好き勝手に動いてるだけ」
「それなら固定客が付かないのではないか?」
「一応は要求の強い客の意識に引き寄せられてルートを変えているらしいよ」
早速動きが変わった。振動がして、曲がり始める。
「変ね、ガラハー迷宮がある方角に向かい始めたわ」
二人が互いの肉体を楽しんでいる頃、ガラハー迷宮の前に奇妙な人物がいた。
灰色の地味なフードを被ったその人物は馬の頭部をしていた。フードから白い顔が突き出ている。
牛の頭部は珍しくもないが、馬の頭部は非常に稀だ。
ふと窓を見るとガラハー迷宮が見えてきた。
危険だからか、とても人が居るようには見えなかった。冒険者のための仮設商店すらも今は無いようだった。
あんなところにここが来て、何かメリットはあるのだろうか?
とりあえずは迷宮前に停まってる間だけでも周囲を探索をしてみるのも面白いかもしれないと思えた。
 
グランの分厚い胸板に身を寄せ、体を重ね合わせながらティナは呟く。

「常連さんなら転送陣で跳んでくるし、貴族様が向かわれるような発見は聞こえてこないしなぁ」

彼女の張りのある太股の間に剛直を挟み、ぷるんとしたオッパイを押し潰すように抱きしめる。

「商人さんたちが集まってるとしても、あそこは素材の質が高すぎて此処の常連さんにしか扱えないはずだし。……冒険者さんから、英雄が生まれたとか?」

「ガラハーといえば、古代迷宮の一つか。我が血の父祖が産まれた、キュレタの大迷宮より連なりし神代遺産。いまだ最奥の見えぬ、幻想に満ちた異界だとか」

「この辺りの冒険者さんの目標。あそこで探索できるなら、下手な貴種よりも豊かに暮らせるらしいねぇ。うちが呼ばれてるなら、術者の英雄さんかな? 前衛なら食堂系か、人数の多いところが呼ばれそうだし」

「音楽を嗜む趣味があり、踊り子の情熱に当てられた者が求める館らしいな」

ティナの体を楽しみながら、閨で語らいを交わすグラン。
昂ぶる気持ちを抑えながら、少女の肢体に指を這わしていく。
 
「あああっ…上手ね…」
グランと比べればはるかに小さいそれは、すぐに壊れてしまいそうだ。繊細な楽器のようにも感じられる。
グランは自分の体重がティナにかからないように体を浮かせつつ、更に指を這わせる。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す