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異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅
官能リレー小説 - ファンタジー系

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異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅 8

背中を流してもらうついでにミノタウロスの方の父親の話をする。ただし、わかっているわずかなことだけだが。
グランの父親らしきミノタウロスは身元を特定することが出来ていた。
ある集落の一番の強者だったデュードという若者だ。
普通ならば集落の雌を娶り、他所属を孕み袋として長となれる逸材だった。
だがペニスが人間のモノに酷似した形状であり、ミノタウロスらしく化け物めいた逸脱した大きさではなかった。
その為、戦士長扱いから抜け出せないでいたようだ。

「う〜ん、ミノタウロスですかぁ……混ざりモノなら見たことあるんですが。本物は知らないかなぁ」

父親に似ず血管が走りカサが反り返った形で、男の腕ほどの大きさを誇るグランのペニスに奉仕する少女――ティナは困ったように笑った。
彼女の掌に納まりきらないほど育った、張りのあるオッパイに剛直を挟み、先端に舌を這わせ綺麗にしていく。
汗や汚れも気にせず健気に奉仕する姿に、グランの獣性が目覚めていく。

「グランさんほど目立つことは無いとはいえ、亜人の古代種のヒトたちって街に来ないからなぁ……んちゅぅ、ちゅぱ」

実際にデュードが居た集落はあまり他種族と交尾どころか交流もせず、静かに暮らしていた。
デュードのペニスが人間らしい形になっていたのは、古代種の強特徴が上手い具合に薄まり人間に近づいているからと推測できる。
だからこそデュードが行方不明になったのが不可解で騒ぎになった。他種族と交流せずにひっそりと暮らしていた若者、それも筋肉質な男が何故…と。
剛強な男なら、性欲だって相応にあるはずだ。
誰かと遊んだり、同郷の女を妻に娶ったりはするだろうにと思う。
まして、ケンタウロスは男が生まれにくい。
昔は男しかいなかったらしいが、長い年月を経てある程度血が混じってからはケンタウレと呼ばれる女のケンタウロスも生まれるようになり、何時しか5人生まれれば3人か4人は女という状況に変じた。
ミノタウロスも事情は同じようなもので、女の方が生まれやすく男は希少な強い戦士として珍重される。

「ミノタウロスの女さえ見かけないか?」
「にゅちゅぅ……女性の方はたまに見かけますけど、でもミノタウロスの男の人が囲い込むからこういう所には来ないんです」
「そうか、すまないな」

強大な男根にパイズリ奉仕を続けるティナの頭を、優しく撫でてやる。
彼のような強い男相手に女が世話する以上、性的な世話も込みなのがこの世界では普通だ。
とはいえ、してもらえるのは素直に嬉しいし感謝の気持ちも、愛しさも湧いてくる。

「グランさんの、さらに大きくなってますね」
「お前がしてくれるのが、気持ちいいからな」
「あははっ、ありがとうございます。姉さん方に比べたらまだまだですけど、今夜は……私に溺れてね?」

大きさの比の関係で、そこまで圧力は感じない。
だが強靭な剛直は、適度な圧力が逆に撫でられる快感を与えられている。
ドプドプと滴る先走りでティナの豊乳を汚し、体の内側を染め上げてしまう。
舌で舐めるよりキスを降らせたほうが反応が良いことに気づかれ、甘噛み交じりの吸いつきで筋や血管を愛撫される。

警戒心から父親の情報を集めているが、正直関わりたくは無い。
あの遺跡のせいかは知らないが、最後の視線は息子に向けるものというより、筋肉と強さを持つものと絡みたいという呪いに犯されていた。
流れている噂は、善悪はともかくまっとうな古代種のものだ。
種の繁栄より刹那の毒を選ぶような、変異種の生態とは遠かった。
そんな風に呪われるくらいなら、此処で用心棒しながら家庭を持つほうがずっと良いだろう。

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