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異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅
官能リレー小説 - ファンタジー系

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異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅 6

複数の女に巨根を責められはじめた二人はもう戦いどころではない。
組み合ったまま、どちらからともなく互いの盛り上がった胸板に手を這わせていく。自らと同等の力を持つ屈強な戦士に触れられてペニスが大きく震えた。
それによりまた二人の女が失神する。上になった女が動かない隙に二人はお互いの肉体がよく見えるように位置を変えていく。
協力し合うことで体勢を整えた両者は、己の剛直をハめた女で扱き健闘を讃えた。
決着はいずれ着けるつもりであるが、今は昂ぶりを吐き出すために孔を使うことを優先した。
二〜三人犯し潰すと壊した女に剛直を清めさせて、次の雌に精を注いだ。
丈夫な体躯を持つものは使いまわしたりしたが、大体は壊れてしまった。
こうして精を受け止めきった女が孕んだのが、グランだったのである。
このような禍々しい境遇で産み出されたグラン、父親に当たる二人の雄はお互いの特徴を合わせた子供を見てペニスを硬くそそりたたせた。
二人の凄さを合わせて引き継いだのだ、強くならないはずがない。
成長すればとんでもない戦士になるだろう。
グランは謎の男によってすぐにどこかに連れていかれたが、ミノタウロスとケンタウロスの興奮は収まらない。
彼らがどうなったのかグランは知らない。風の噂で相討ったらしいとは聞いたが……



ドレスに身を包んだ女たちはしばし呆然とした後、一斉に悲鳴を上げようと息を吸い込んだ。
「また面倒なことになるな」とグランが頭を掻いたその時、まとめ役らしき女が周囲を一喝した。

「良い女は我を忘れてはなりません! いかに情欲に焼かれようと、頭は雪原の夜空ように澄んだままにしなさいな」

それによって騒ぎかけた女たちは落ち着き、こちらを警戒しながら部屋の反対側に下がっていった。
先ほど一喝した女と、護衛もこなすらしい引き締まった肢体の女二人が残り、グランに笑顔で話しかけてきた。

「それで……精強なお顔立ちの戦士様。このような売女の巣にどのような御用で?」

「いや、突然失礼した。我も理解してないんだが……エメラルダ近郊の草原に居たところ、気がつけば此処に移動していたのだ」

グランも最低限の礼儀は持ちながら返事をする。
現状こちらも分かっていないと、包み隠さず伝えたのだ。
とりあえずは自らの矛も転送されてきたのは幸いだった。
こんな場所でいきなり襲われることはないだろうが、使い慣れた武器があるというのは心強い。

唐突に美しい女に囲まれている状況は、今も行方不明のままの二人の父親のおかれた状況に酷似していた。
グランは傭兵として様々な活躍をしているうちに自らの父親の事を少しは知ることが出来た。ただし、あそこまで淫らな状況なのは知らないが…。

グランは産まれるはずのないミノタウロスとケンタウロスのハーフなのでどうしても親の事は耳に入ってくる。周囲が興味本位で調べてくるからだ。
蓄積された情報により、美女に囲まれる状況には身構えてしまう。

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