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異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅
官能リレー小説 - ファンタジー系

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異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅 31

ケンタウロスの男も同じ考えだった。デュードの事を信用してはいない。

先に行動を起こしたのはケンタウロスの方だった。
背後から足払いを繰り出した。しかし、デュードはそれを読んでいた。
デュードは前に飛び退いて攻撃をからぶらせる。
ケンタウロスも一発目は避けられることを予測していた。勢いを利用して今度は脇腹を狙った。
デュードはそれはかわしきれなかった。ダイレクトに当たりはしなかったがそれなりのダメージを受けた。
「やっぱり仕掛けてきたか…」
デュードは初遭遇の異様な戦いを思い出してきていた。
今ならそれが何らかの力に誘発された戦いだとわかっていた。
施設ごと放棄された今はその力は無いはずである。
それなのにこのケンタウロスと戦うのは妙に嬉しい。二人の間に子供が出来たからだろうか…。
デュードはミノケンタウロスの少年の事を考えながら、あえてケンタウロスの男のボディブローをまともに受けた。
「ぐっ!大分効いたな…」
デュードはケンタウロスの攻撃でかなりのダメージを受けた。足がふらつき、バランスが崩れる。
ケンタウロスはデュードがわざと攻撃を受けたと気づいていた。なので連続攻撃をせず、警戒しつつ距離をとる。
デュードは距離をとるケンタウロスに急迫し、攻撃を受けつつも体を密着させることに成功した。
「ぐあ!」
二人は激しくもつれ合いながら倒れ込む。
デュードはもがくケンタウロスを抱き寄せて魔法を封じた。これによりケンタウロスは馬に変形させることが出来なくなった。

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