PiPi's World 投稿小説

異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 1
 3
の最後へ

異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅 3

ミノタウロスとケンタウロスの戦う部屋の扉のそばに石のような素材で出来た何かの操作パネルが貼り付けられている。
そこに近寄るものが居た。
灰色のフードのようなものをすっぽりと被っているその人物は、部屋の中の戦闘が激しくなり双方のダメージが蓄積されつつあるのを目視する。
そして、パネルに右手を合わせた。
ブワァーッ
二人の居る部屋が数度暗転し、壁が桃色の線を浮かび上がらせていく。暗転が終わった時、壁にはいくつもの壁画が浮かび上がっていた。
突然の変化にミノタウロスとケンタウロスは距離を取り、一旦攻撃の手を緩めた。
出現した壁画はミノタウロスとケンタウロスの戦いを表していた。
部屋の中の二人のように戦う様子が壁や天井の至るところに描かれている。どれも単純化された線画だが筋肉がはっきりと描写されており生々しい。
ミノタウロスが優勢な物もあればケンタウロスが優勢な物もある。
繰り出している技も様々で回し蹴りのようなものや投げ技のようなものもある。
ただ、明らかに片方が絶命していたり手足が欠損している壁画は一つも無かった。首を絞める、目を潰すという危険な技も見られない。
普段であれば壁画を理解し、祖霊に祈ることもある両種族。
だが衝動に飲まれた今となっては、戦闘の見本程度にしか思っていない。

ミノタウロスが突進してくるのに合わせ、跳び蹴りや後ろ廻し蹴りを放ち迎えうつケンタウロス。
それを跳ね除け掴みかかると、首相撲からの遠心力も伴うめくり投げで背中から叩きつけた。
ケンタウロスの体が床でバウンドする。床はそれなりに弾力があるらしく、ケンタウロスは少しはダメージを軽減できた。
ケンタウロスは二足形態を維持したまま立ち上がり、構えた。

ケンタウロスにダメージが蓄積されていくのに合わせて、壁画に変化が生じる。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す