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異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅
官能リレー小説 - ファンタジー系

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異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅 2

あえて刃物等の武器を奪ってから金塊のある部屋に誘い込んだのも、子種を放つ前に片方が致命的なダメージを受けるのを防ぐためだ。
なので素手での戦いになっている。

ケンタウロスは魔法を覚えており一応は人間らしい形状の下半身に変える事が出来る。
しかし、それは腰から下を取り替えるわけではないので怪我をしていればそれは残り続ける。
ミノタウロスはそれを知っていたので下半身に対する攻撃を躊躇しなかった。
何度目かの接触で、ケンタウロスは後頭部目掛け拳を叩きつけた。
だがわずかに避けるのが間に合い、ミノタウロスは隆起した背筋で受け止めきってみせたのだ。
渾身の一撃を放ち動きが止まったケンタウロス目掛け、野太い脚による偶蹄キックで反撃するミノタウロス。
膝関節から鈍い音があがり、逃げる後ろ姿は不恰好に変わってしまった。
嘶きをあげ勝利を確信したミノタウロス。だが下半身を二脚に変え、正面から挑んでみせるケンタウロス。
熱気渦巻く中、その剛直もいつ射精するかわからないほど、いきり起っている。
ドクン、ドクン…、脈打ちながら我慢汁が噴き出す。それは床に垂れ、二人の足元に複雑な白い染みを作る。

どちらのペニスも人間のモノに酷似した形状をしている。ただし人間の平均的なサイズよりかは大きく、それでいて化け物めいた逸脱した大きさではない。理想的なサイズである。
このような突然変異個体をわざわざ探し出したのだとしたら、ずいぶんと酔狂な人物が謎のこだわりをもってこの場を作っているようだ。

先に飛び出したのはケンタウロス。痛めた脚を庇いながらも、弧を描くステップで間合いをごまかす。
受けてたつミノタウロスも、正中線を固め牽制のジャブで応戦する。
それは拳闘で言うところの、アウトスタイルとカウンタースタイルの闘いだった。
草原や森林での狩りを生業とし、一撃を積み重ねるか急所を射抜くことを鍛えたケンタウロス。
迷宮で生まれた怪物を祖とし、一対多を鍛えた重装巨兵として生きるミノタウロス。
異なる背景で強者の道をひた走り、運命か因縁に導かれるように戦場で出会った両種族。
その決着の一つが、今ここで決まろうとしている。
相手の間合いの外から、肘や肩に打撃を重ねていくケンタウロス。
それを嫌がるように、近づくタイミングに合わせ攻撃を弾いていくミノタウロス。
隙を見つければ抉りこむような拳が打ち出されるが、ステップで避け逃げ出されてしまう。
怪我による体力の損耗が先か、打撃によるダメージの積み重ねが先か。
生命の危機を感じて両者の股座はいきり立ち、金玉が精を作り出している。

そうした二匹の化け物の戦場の外。
出入り口の影に、鍛えられた体を晒す数人の女が居た。
怪我や借金を理由に集められた、頑強で健康な冒険者や元兵士たちだ。
安産体型な尻や母乳のよくでそうな胸をあらわにし、ガスの影響か太股を淫汁が滴り落ちている。

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