魔王に体を乗っ取られて外伝 1
「魔王に体を乗っ取られて」の外伝作品です。魔王の部下が主役です。
魔王が「魔法美少女みのり」の弟の体を乗っ取って好き勝手にやってる間、魔族の1人が動き出していた。
その魔族の名前はサライ、頭もよくかなりの実力者だ。
サライはイケメン教師として学校に潜伏して「魔法美少女エミリ」を狙っている。
サライがエミリをどう捕らえるか考えていた。
「左良井先生、難しい顔して何か悩み事ですか?」
サライに話しかけてきたのは、保健医で巨乳美人のサヨコだ。
(確か、サヨコも元魔法美少女だったな。まずは、こいつを仲間にして利用するか。まだ若いのに引退した割には魔力もそこそこ高そうだ。)
実は、サヨコはサライが好きでもっと自分に頼ってほしいと思っていた。サライの正体が魔族とも知らずに。
人間たちの前でサライは「左良井」と偽名で名乗っている。
「実は生徒の事でね。放課後、相談に乗ってくれますか?」
「私でよければ。」
サヨコの顔が赤くなる。
(全く…教職の立場にあるくせにこうも色事にうつつを抜かすとはな、魔法少女とはいえ所詮は牝、たっぷり絶望させてから魔力を吸いとって魔族にしてやろう)
「すみません、お手数をかけてしまうかもしれませんが…宜しくお願いします、サヨコ先生」
「そんなことはありません、先生はまだ解らないこともたくさんあるでしょうから、私でよければいくらでも相談に乗りますわ」
そんなサライの腹黒い思考を読み取れるはずもなく、サヨコは面倒見のよさも見せるように微笑みを返していた。
もちろん自分が魔王の配下に利用されるなどとは考えてもいなかったのだろう。
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(なんだか暑いわね…最近は曇りばかりで涼しい日が続いていたのに…風邪でもひいたのかしら?)
放課後、サヨコは教室に向かい歩いていたがそんな違和感を感じていた。
廊下に漂う淫気を微弱に吸ってしまったためか、サヨコは次第に呼吸を荒くし始め、着ていた白衣を脱ぎ捨て、扇情的にブラウスのボタンを二つほど外してみたが、もはやその熱が下腹部から感じる、性欲による疼きだということに気づくのにはもはや時間が遅すぎていた。
「あっ…あぁっ…さらい…せんせぇっ…」
呼吸が完全にあえぎ声に代わり、いつのまにか誰もいない教室で、白のランジェリーショーツの股間をぐっちょりと濡らしていたサヨコは、そのまま喘ぎながらブラを外し、乳房を露出させ、自らの手で捏ね回して乳首をつまみながら、サライの机の上で角オナに耽っていた。
「先生が裸で何やってるんですか?」
「ち、違います!!こ、これは!!」
サライの声でサヨコは正気を取り戻すとサヨコの顔が一気に赤くなった。
「このことは誰にも言わないでください。」
サライは手のひらからピンク色の霧を出した。
「左良井先生は魔族!うそ、嘘よ。今まで何も感じなかったのに。」
『気付くのが遅すぎたみたいだな。さあ、サヨコさん、魔法少女に変身してください。その方がより興奮しますからねぇ』
「ああ、体が勝手に動いて・・」
サヨコの意志とは関係なく魔法少女に変身した。
「そんなの嘘よ。左良井先生が・・」