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淫獄
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫獄 15

彼は少女から目を離し、自分の両手を見つめた。
「どういうことかわからないけど、あなたは誰?」
彼は身構えている全裸の少女に声をかけた。
「私は霜月玲。それは私のもの。あなたが私の飼い主なんて大人の私が認めても、私は絶対に認めないからね!」
「僕の知ってるレイさんじゃない。……でも、そうか、君もレイさんの心の中のレイさんなんだね」
彼がそう言うと、ベットから降りて、少女の前に立った。
「大人のレイさんはどこに隠したの?」
「しらない。あなたがそこに勝手に入り込んでどこにやったかなんて」
「嘘はいけない。ちゃんと目を見て話せないのは、嘘をついているからでしょ?」
「うるさい!」
少女が叫んだ瞬間、彼は突風のようなものでベットの上に押しやられた。
少女の腰のあたりまである長い髪が逆立ち広がる。
「あなたなんて大嫌い!」
激怒している少女の髪がさらにのびてざわざわと寝室をおおっていく。
部屋の中に風が吹き荒れる。
大人の霜月玲となった彼が、目を細めて少女をにらみつけた。
「やめなさい!」
叫んでみるが声は風の音にかき消された。
風が止んだとき、霜月玲は少女の髪で両手を頭上で束ねられて吊り上げられ、両足首に巻きついた髪が左右にぐいぐいと強い力で引いている状態でベットの上で座らされていた。
両脚を開くまいと内腿と膝を合わせて、震えるほど力を入れて抵抗した。
少女が笑みを浮かべて小さく舌舐めずりをした。
するすると霜月玲の首に少女の髪が巻きついた。メイド服の隙間から少女の髪がそっと侵入していく。手首の拘束を外そうと力を入れ、さらに脚を開かされまいと抵抗しているために、頬が上気して、メイド服の下の柔肌が汗ばんでいく。
きゅっ、と首すじに絡みついた髪が肌に食い込み、絞め上げられた。頸動脈が押さえられ、血流がさまだげられていると、何が起きるか。酸素が脳に行きとどかなくなっていく。
「くっ!」
視界がかすんでくる。脚を閉じようとしていた力がゆるみ、両脚が開かされていく。
気絶寸前のところで首を絞め上げていた髪がほどかれて、息苦しさから開放された。
「ふぅ、はぁ、はぁ、はぁ……」
少女がくすくすと鈴を転がしたような笑い声を上げて、その様子を見つめていた。
どうやら少女は興奮しているらしい。
その証拠に少女が手をのばしたのは、それまではなかった勃起した肉棒であった。
手のひらをぺろっと舐めて、軽く肉棒をつかんで数回しごいた。
股間のわれめの上のほう、ちょうどクリトリスがあるあたりに屹立している。玉袋はなくクリトリスが変異したような肉棒である。
それを見せつけられ、霜月玲は眉をしかめた。

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