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エロノートの力
官能リレー小説 - ファンタジー系

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エロノートの力 11

「気が向いたらまた抱いてやるよ」
ナターシャをそのまま放置して学校をでる。
その夜、イスト聖王国の女王の事とその国の事を調べるために「美人シスターのエミリア」に話を聞きに行くことにした。エミリアはイスト聖王国出身でいろいろ知っているからだ。
エミリアの家
「久しぶりね、公園で一緒に遊んだの覚えてる?」
「うん、覚えてるよ。」
エミリアは僕のお姉ちゃんみたいな頼りになる存在だ。
「こっちにエミリアお姉ちゃんが戻って来たって聞いて、お話したくなってさ」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。それじゃ、お茶を淹れるわね」
エミリアはママがまだ生きていたころ、巡礼の旅でうちの国に来た。
当時から憧れていた女性だが、あのころ以上に美人になっている。
そして、昔は気にしていなかったが、修道服も胸とおしりに膨らみを見せていて、女性として成熟したことも分かる。
正直、このまま未婚で人生を過ごしていくなんでもったいない。
「その制服、アカデミアのものよね? カイトも随分と立派になったわ」
うちの国アランフェス王国のアカデミアは、外でも結構有名だ。まぁ、わざわざエリスも留学してきているわけだし。
ただ、僕の場合は厄介払いで入れられているのも事実である。中途半端に継承権を持った王子なんてそんなもんだ。

僕自身、変に争うつもりもないし、王権は適当な兄さん達の誰かが継ぐのだろう。
僕としては、エロノートの力を手に入れたことだし、こうやって好きな暮らしが出来ればそれでいい。
「でね、聖女王様の信頼もあって、ここの修道院をまかせてもらえることになったのよ」
と、そんなことを考えているうちに、エミリアの話はだいぶ進んでいたようだ。
そして、僕はちょっとムラムラしてきた。
これが目的だったわけじゃないけど、その前に遊んでもいいだろう。
「エミリアお姉ちゃんも頑張ってるんだね。それじゃあ、ちょっと昔みたいに遊ぼうよ」
そう言って、僕はノートに彼女の名前を書こうとしたとき・・。
「エミリアさん、ちょっといいですか?」
外から男の大きい声が聞こえてきた。
「ごめんね。お客さんがきたみたい。絶対に私の部屋から出てきちゃだめよ。」
そして、エミリア姉ちゃんがドアを開けたみたいで、途切れ途切れだけど壁越しに会話が聞こえてきた。
「その私はあなたとの結婚の・・何度もお断り・・。」
「そんなこと・・いいのかなー。」

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