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孕ませコロシアム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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孕ませコロシアム 6

「ここだ、入れ。」
『髑髏』はそう言いいながら部屋の鍵を開けた。
ミイナは何も言わず部屋の中に入った。
部屋の中は簡素なベットとトイレそれと流ししかなく、窓は廊下側に一つあるだけだった。
「試合がある日は朝に呼び出す。飯は時間になったら係りの者が持ってくる。」
『髑髏』はそれだけ言うと扉の鍵をかけてどこかに行ってしまった。
ミイナは『髑髏』がいなくなったのを確認するとベットに横になった。
回復魔法で怪我は治してもらったものの、戦闘の疲労と魔法で消費した魔力までは回復していなかった。
捕虜になっていた時も軟禁されていたが待遇はここの方が悪い。
彼女が育った屋敷とは大違いの簡素な天井を見上げて一人、言葉がもれる。

「明日も試合かぁ…」

体を休めようとぼーっとしていたが、試合で欲情して襲い掛かってきたオーガどもの姿が思い出される。

「あの時よりはましなのかもね」

公国の公女として捕まった時。
公国兵達は次々に討たれ、また逃亡し、討ち死にした父の遺骸を見せられた。
自分も多くの敵と斬り合った末に兵士達に乱暴されそうになって、ミイナや妹を奪還しようとした兄も敵将との数十合に及ぶ打ち合いの後力尽き組み伏せられた。
すべてが終わった時、兄も敵将の前にこれ以上は無いほど無残に踏みにじり尽くされて息絶えていた。

「ふん、男ならせめて剣で貫かれるまでは生きておけ、クッハハハ……!」

そのような不遜な捨て台詞を兄の遺骸に放り投げ、敵将はミイナ達を連行した。
かすかに聞こえてくる、ステージからの戦闘の音、時折聞こえる観客のどよめき。
ミイナ一人でこのコロシアムが回せるはずもなく、誰かがモンスターと戦わされているのだ。

「勝てば勝ったで、結局奴らの賭けのネタにされ続ける…」

適度に勝ち続ける者がいれば、勝敗を賭けさせる賭博を開帳できて見物料にさらにコロシアムの収益を上乗せできるのが、ミイナにとって今の勝ち抜く希望を与えていて、また現状が痛烈に嫌味に思える源泉でもあった。
公女として領民を慈しむ気持ちは持ち合わせているが、こうして下品な観衆の慰み者になるとは思ってもみなかった。
自分が惨めになってきて、視界が暗くなるような思いがしてくる。
小さな窓からは光が入ってくるが、それだけが今の時間を知らせてくれる。


少し時間が遡りティーレと牝ゴブリンの戦い
ティーレは完全に押されていた。
彼は元々強いわけでなく、殺したらペナルティを課せられる事が足かせにもなっていた。
一方で牝ゴブリンは連携してティーレを追い詰めていった。
ゴブリン達も牝である以上は女性器は弱点でもあり、ヤられれば気持ちよくなってしまう。
我が身をもって問答無用で突き刺せば、刺された牝は撃破扱いにはなるが、多数相手ではそれも難しい。

(何とかふたり気絶させたけど…)
攻撃をしのぎながらティーレは必死に考える。
牝ゴブリン二人がぶっ倒れている。

「さすがに10体は多すぎたか!??ティーレ君らしからぬほど追い込まれています!」
「何してんだ!お前なら勝てるだろ!」
「ヤリ過ぎて疲れてんのか?」

キャロの煽るような実況や、観衆の野次が飛び交う。
(ちんちん痛いよ…だから鎧を直して欲しいって言ったのに!)
実際にはエロ可愛い牝多数を相手に鎧の中で激しく勃起していた。
鎧のデザインは普通でサイズも相応だが彼の場合股間の内部スペースが足りなくて痛む。それが彼の挙動を悪化させていた。

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