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孕ませコロシアム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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孕ませコロシアム 13

「ううっ!うーっ!」

フォートレスの見守る中、ソーニャの出産は続く。
赤ちゃんを産み出すのとも違う、もっと小さなものが一つ一つ並んで出て行く。
産み出された実をこのコロシアムの職員が回収して横の水の入ったタライで洗って木箱に並べていた。
「29,30,31。まだ出ます?お父様、あと6個で終われば私の勝ちです。そしたらわたしが可愛がってあげていいんですよね?」
「そういう約束だからな、好きにしろ。だが今日が五日目と考えればそろそろ打ち止め、これは33と予想した私のほうが勝ち目はあると思うが?」

ソーニャはフォートレスの横でそう言って賭けに興じる親子をキッと睨み付け、今日入れられた実の数を思い一筋の涙をこぼした。

48個、それがラフレシアがソーニャに流し込んだ実の総数であった。
そしてあの日から5日後の今、すでにすべての実を排出し終わったソーニャは再び人の手で一個、また一個と子宮に実を押し込められ今日まで出産ショーと数当てゲームを行わされていた。

フォートレスの言う通りソーニャは一躍人気者になっていた。
そして今日まで数当てゲームで当てた者はおらず、出産ショーの終了で幕を閉じていた。

「33,・・・34。はぁ、外れるにしてももうちょっと引っ張ってくれても良かったんじゃないか?」

そう言って賭けに負けた父親が眉間にしわを寄せて文句を言うが33個目と34個目が一緒に出たからと文句を言われても困る。それに、どうせこの後の結末は変わらない。

「35個、あと2つ、あと2つ!」
ソーニャより1つ年上と紹介されていた息子の方は鼻息を荒くしてあと2つコールを続けている。
『・・・出したくないなぁ』

だがソーニャのお腹は始まった当初の実が詰まったボコボコの状態ではなくすっきりしているのでだんだんとその声は小さくなり最後はため息に変わった。
「外れかぁ…はぁ、おしかったなぁ」

ソーニャは願ったこのまま勘違いして終わりになることを、そして一縷の望みをかけて目を向けたフォートレスの顔に浮かぶ笑みを見てソーニャは自分の血がサーッと下がっていく音を聞いた気がした。

「いえいえ、私が報告を受けている数とは違いますからまだ出ますよ?さすがに五日目だからですかねぇ?ここは一つお手伝いしてあげましょう。時間と言うものは貴重な物ですしね」

そう言ってさっさと淫紋を発動し、ソーニャは子宮に残っていた実をすべて出し終わった。

「37個、それが今日の個数であり、おめでとうございます。数当てゲーム成功でございます」
フォートレスは恭しく頭を下げお祝いの言葉を送り、その言葉を受けた15歳の少年はポカンと驚き呆けていたが現実に戻ってきた瞬間天井に向かって拳を突き上げて吠え、その父親は右手で顔を覆い大きなため息をついていた。

相手が1つ上の少年という事をまず喜ぶべきか、だが相手がだれであれソーニャは泣いただろう。
初めて産む子供の父親がこうして決まってしまったのだから。
あ〜痛てぇ、これ絶対こぶできてるだろ。

ライル・スウェール それが俺の名前でありカオス帝国の建国時から続く豪商の次期主である。
ここカオス帝国で商売を成功させるには清濁併せ持っていなくてはならない。
15になった俺は父親に連れられてフォートレスさんとの顔つなぎに訪れていた。
相手に好印象になるように今人気だというソーニャと言う女の子を相手にゲームをすることになった。
37こ、それが俺が提示した答え。
父はフォートレスさんと二、三質問し33こと決めた。

そして俺たちは部屋を移動し目の前には薬で体調を元に戻したソーニャがいた。

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