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孕ませコロシアム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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孕ませコロシアム 14

ちょっとしたホテルのような内装のベッドルームだ。
三人くらい一緒に寝られそうな大きさのベッド一つに、机や椅子もある。
こういう時のための部屋でもあり貴族とか重要な客を迎える為の部屋なんだろう。
そして俺の目の前にいるソーニャは、ありがたい事に敵対的な感じはしないけど不安げな面持ちで俺を見ていた。

こんな可愛い子とエッチできるのは嬉しいし、酷い扱いをするつもりもないんだが、どうやって警戒心を解いたものか…

できるだけ優しい声になるように気を付けながら聞いてみた。

「なあ…俺の事が、嫌いか?」
「嫌い…じゃないけど…」

メイド服に包まれた胸をかき抱くようにして、首を横に振った。

「怖がらせてしまったなら…ごめん」
ソーニャは怖がるというより困惑の方が強かった。
『なんでメイド服?さっきまで裸で産卵ショーしたでしょ!私奴隷だしここに移動するぐらい裸で移動させてもよかったじゃん』

男のロマンを解さないソーニャにはメイド服が作り出すエロスが分かっていないのだ。
確かに先ほどまでソーニャは全裸であったしそのまま移動して据え膳よろしくいただいてもよかったのだが、
『初めて女を抱けるんだし、すこーしだけはめ外したっていいじゃん』
そこは15才の思春期の少年。欲望には驚くほど素直であった。

経験がないため荒々しいがソーニャを気にしながら行う責めにソーニャも抵抗することなく受け入れていた。

初めはメイド服の上から揉まれていた胸は服をめくられて露になった乳首をしゃぶるように吸われた。
スカートの中に頭を埋めて割れ目をぺろぺろと舐められる。スカートに隠れて相手の顔は見えないが動くスカートと体に伝わる生暖かい舌の感触を伝えてくる。

「・・・入れるんですね?」
「あぁ」

鼻息も荒く下半身を晒し、そこには待ちきれないとばかりに主張するそそり立ったモノがあった。
子供の腕ほどの太さがあったラフレシアの触手で処女を散らした私にとってその半分、いや、それより少しばかり太いぐらいの物なら大丈夫だとわかっていた。
実際彼のそれはスルリと私の中に入ってきた。
ただ入ってきたそれはラフレシアのそれとは違いとても熱かった。
これが植物と生きた動物との違い。

繋がった瞬間ソーニャはこれが子作りなんだと理解した。

一方その頃別室ではきな臭い会話が行われていた。

「小麦に、鉄、それに傭兵やコロシアムで名を上げた剣闘奴隷が動いていますか」
「ええ、北西の地へ」
「・・・こりませんねぇ」
「向こうとしては政治の不満を侵略と言う形で発散させているだけです。戦で平民が減ればそれだけ文句を言う声も減りますし火消しも容易です。こっちとしては迷惑でしかありませんが」
「こちらには利がありますよ。勝っても負けても奴隷は流れてきますから」
「・・・その資金集めに息子を唆したのですか」
「唆したなど、目の前に餌をぶら下げたら簡単に食いついただけじゃないですか。15でしょ?若いころの苦労は買ってでもすればいいんです。何事も経験です、経験」
「・・・はぁ」





○○年△月□日

フォートレスら商人の情報は正しく、北西にある王国が侵略的行動を示し、南下。
帝国はこれに対し当初消極的な行動しかとらなかった。
いつものように対王国用に建築されたカルティアン砦に最低限の軍を派遣したのみであった。

誤算であったのは王国が密かに開発していた戦略級魔術の威力といつもの軍事行動と高を括り守る兵の士気が恐ろしく低かったことであった。
そのためカルティアン砦にいた10万の兵と砦の先にある北西の都セルロが敵の手に落ちたのである。

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