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陥落
官能リレー小説 - ファンタジー系

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陥落 5

「わざわざまた会いに来てくれるとはね」
魔導師の若者は、ダンジョンの入口に続く遺跡の廃墟で、スケルトンとゴーレム兵に囲まれながらも戦っているライラの前に姿を現した。
「ライネルという子がここに来たはず、もし殺していたら、あたしはお前を絶対に許さない」
ライラはナイフではなく、両手に剣をたずさえて本気で戦いを挑んできていた。
「ライネル……ああ、シャムのお気に入りのことか」
シャムと聞いて、ライラの表情がさらに険しくなった。
「女狐、それほどあいつに会いたければ、会わせてやるよ。ついてこい」
ライラはあっさりと魔導師が言うのを聞いて、罠じゃないかと警戒したが、ここはついていくほうが得策だと考えなおし、覚悟して魔導師のあとからダンジョンの中へ。
魔導師が案内したのは執務室ではなく、床に魔方陣が刻まれた大広間だった。
「女狐ライラ、お前の会いたがっているライネルをここに呼んでやろう。だが、その前に俺を楽しませてくれないか?」
「やはり、罠だったか……」
「ちがう、お前がいる魔方陣から出るなよ。この魔方陣は魔除けでな、シャムはこの中には入れない。また見つかればいじりまわされることになるぞ」
そう謂いながらライラの背後から魔導師が抱きしめた。
「しばらくこうしていてくれないか」
「……」
ライラは剣を鞘に収めてじっと立っていた。
ライラは背中に伝わってくるぬくもりと抱きしめられている感触に不思議な安らぎを感じた。
理由はわからないが嫌な感じはしない。
「ライラ……」
魔導師が囁く。
魔導師がライラの体から離れたとき、ライラは振り返り魔導師に近づいた。
魔導師とライラが見つめあった。
「んむっ……ん」
ライラは唇を奪われた。
魔導師が唇を重ねたままライラを抱き寄せる。
ライラは目を閉じていた。
とても長い時間のキスのように感じた。
「ふぁっ、はぁ、はぁ……」
ライラの目がうるんでいた。このキスを求めていたのだとあらためて認識させられた。
心はライネルを気にかけているのに、体は目の前の魔導師を激しく求めている。
心の中で、ライネルに「ごめん」とあやまりながら、魔導師が衣服の上から乳房のふくらみを揉みながら、再び唇を重ねてくると、もうそれだけで、股間が湿ってきたのが自分でもはっきりとわかった。
装備をはずし衣服をライラは自分から脱いだ。
魔導師の指先が柔肌を撫でると、ぞくぞくとしたくすぐったさに似た快感が走り抜ける。
魔導師が膝をついてライラの小ぶりな美乳にむしゃぶりつく。
ちゅっ、れろっ、れろっ、ちゅぱ、としゃぶられると乳首の先端が痛いほど勃った。
「んあっ、あぁっ、んっ!」
乳首を唇で愛撫しながら、手は丸みのあるたるみのない尻や美脚の柔らかい内腿を撫でまわしてくる。

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