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陥落
官能リレー小説 - ファンタジー系

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陥落 15

恋人とのちょっと危険な婚前旅行の気分の鑑定師のエリーヌをリーダーとして、女たらしのラウルと盗賊三人のバーティが、蛇神の腕輪というアイテムを奪いにダンジョンにやってきた。
盗賊のうち双子の兄弟は、エリーヌは知らないがすでに賞金首の悪党である。
エリーヌはダンジョンに侵入してすぐに本当に危険だと認識することになる。骸骨の兵士スケルトンを見て悲鳴を上げた。
双子の兄弟が大斧でスケルトンを粉砕する。
「な、な、な、なんなの?」
エリーヌがラウルの腕にしがみついて青ざめて尻ごみする。
「ちっ、まだまだ来るわよ!」
ラウルの姉が前方の通路を見て舌打ちする。
双子の巨漢たちがスケルトンに向かって突撃していく。
「別の通路を探すか……」
ラウルが大斧を振るう巨漢二人を放置して、先ほど来た通路を分岐点まで引き返す。
「え、あ、あのお兄様たちは……」
「気がすむまで暴れなければ気がすまないたちなんだ。あきたらちゃんと合流してくるから大丈夫ですよ」
スケルトンの破片を踏みしめて大斧を持つスキンヘッドの巨漢の兄弟が歩いてくる。
「あれは、ナバール兄弟」
女狐という異名を持つ女盗賊ライラが、身構えながら立ち止まる。ナバール兄弟は賭場で負けた腹いせに、賭博場を破壊。用心棒を含む警備の者たちと賭博場のオーナーを殺害して、その夜の売り上げ金を奪った事件で有名な兄弟。
大斧を持つ野獣の兄弟と呼ばれている。
「まあ、いいわ。相手にとって不足なし」
ライラは魔導師ヨシアキが見つけたが使ってなかった魔剣を兄弟に向けて、ライラを見つけて向かって来るのを静かに待ちかまえていた。


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