PiPi's World 投稿小説

陥落
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 2
 4
の最後へ

陥落 4

檻の中にいるのは、変装した牝スライムのシャム。
女盗賊ライラの全身のすみずみまで弄りまわして、形状を完全に記憶した。
「ねぇ、抱いて……」
虚ろな目だが微笑を浮かべたライラに化けたシャムがライネルに囁く。牝スライムの魅惑の芳香にめまいを感じながら、ライネルが上からかぶさるように押し倒された。
声までそっくりにシャムは真似をしていた。
「必ずここから二人で……」
ライネルはうわごとのように言ったが、すぐに唇を重ねられて言葉を奪われた。
ライネルの意識がぼんやりとして、あとはシャムが少年の体を撫でまわし、舐めまわし、くすぐったいような、甘美な快感にあえぎ、なすがままにされた。
下半身はスライムの粘液体に戻り、少年の下腹部から足の爪先までをすっぽりと包みこんでしまう。
シャムが少年の小さな豆粒のように勃った乳首を舐めしゃぶると、少年の性器が深紅で半透明な粘液体の中でそそり立つ。
「かわいい声、本当に女の子みたい……」
もう女盗賊ライラの声ではなく、シャムの囁く声を聞きながら少年は熱いほとばしりを粘液体の中で放った。
「あぁっ、ひゃっ、あぁっ、気持ちいい……いくっ、また、いくぅ!」
「出して、全部出していいよ」
ライネルがかなりの射精をした直後、気絶した。
シャムは一度全身を粘液体に変えると、気絶した少年を残したまま檻を出てきた。
さて、そのあとライネルがどうなったのか。
ライネルは、野心家の元賞金稼ぎのように牝スライムに捕食されたりはしなかった。
ライネルが気がついたときには、魔導師の執務室で背中側で腕を縛られて絨毯の上で仰向けに転がされていた。
「気がついたか」
魔導師が、ライネルのできたてのふくよかな乳房を弄ぶ。ライネルは身悶える。魔導師が乳首を撫で転がすと、びくっと身を震わせた。
「感度は良好……と」
魔導師はそう言って笑うと部屋を出た。
次に入ってきたのは、シャムだった。
「かわいかったから、女の子にしてもらったの。ふふっ、かわいがってあげる」
シャムがそばに寝そべり体を密着させて、ライネルのそこだけは改造されなかった敏感な肉棒をやんわりと握ると、上下にしごき始めた。
「出そうになったら言ってね。もったいないから」
「あっ、ああぁん、そんなに激しくしないで」
「ダメ、気持ち良くなってかわいい顔をみせて」
ライネルは牝スライムに気に入られて飼われることになった。
気性は多少問題ありだが腕前は悪くない男はさておき、気性の優しい孤児の少年の失踪に、女盗賊ライラは再びダンジョンに行くことを決意した。
欲情の発作の秘密を解き明かすこと、そして弟のように思っていた少年を見つけ出すために。
盗賊団のアジトである村から単独の依頼でライラは旅に出ることもあるので、仲間にはダンジョンに行くとは伝えなかった。
少年はライラに自慰を見てしまったこと、ダンジョンに行き魔導師に奇妙な病の治療法を聞き出してくることを置き手紙でライラの部屋に残していた。
この置き手紙をみてライラは、ライネルの恋心に気づいた。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す