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陥落
官能リレー小説 - ファンタジー系

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陥落 2

魔導師のアジトがある廃墟の遺跡の庭に、女盗賊ライラが倒れているのを手下たちが見つけたとき、ライラは気絶していた。
外傷はなく、生きている。
敵のアジトで何があったんだろうと手下たちが囁きあったが、ライラは詳しく説明しなかった。
「お前たち、あそこに近づいたら命がいくつあっても足りない。中にお宝があるとしてもね」
女狐ライラの手下のうち、命知らずの猛者がライラの命令を無視して、ダンジョンに侵入した。
盗賊というよりも屈強な戦士という雰囲気の男は、女狐ライラを討伐しようと一騎討ちを挑み、殺されかけて降伏した。
剣の腕前は賞金稼ぎとしてなかなかの男で、盗賊団をそれなりに仕切っていた。
首領が敬遠する敵を始末すれば自分が盗賊団のボスにのしあがれると信じて、ダンジョンに侵入した結果は悲惨だった。
魔導師が同情するほど衰弱しきって、まさに瀕死となり情けない姿で仰向けに転がっている。
シャムの餌にされてしまった。
搾精されまくり、もう自分の名前すらわからなくなっている。
スライムは雑食性で金属から人まで溶かして吸収する。
シャムはとりわけその力が強い。
なぶりものにされて生かされている。
シャムを見つけて追いかけまわして、待ち伏せされて逆に捕獲されたあと、自慢の愛刀も漆黒の鎧も溶かされた。
顔以外は深紅の半粘液に取り込まれ、しばらくはわめく気力があったが、それがうめき声に変わり、そのあとは涙ぐみ、それでも、勃起と射精を繰り返し、最後にはシャムに完全に鼻先まで取り込まれて吸収された。
牝スライムの魅惑の芳香に欲情した元賞金稼ぎは命とひきかえに、もう殺してくれと願うほどの快楽に溺れさせられた。
「満足したか、シャム?」
「いえ、味もおいしくありませんし」
人の姿にすっかり戻ったシャムが淡々とした口調で答えた。
「しかたないな」
魔導師は服を脱ぐとソファーに背中をもたれさせて座り込む。
シャムは両膝をついてしゃがみこむと、勃起したものに手をそえて、黒髪をかきあげた。
「んふっ、んっ……じゅぷ、じゅるっ……」
ゆっくりと目を細めて勃起を口に頬ばる。勃起したものはすぐにシャムの唾液まみれになった。
「じゅっ……れろっ……」
両手でシャムの頭部をつかんで、先端を喉奥まで押し込む。
「ふぐっ、んんっ、んうっ………んっ、んっ、んんぅ!」
「そろそろ出すぞ、あぁっ」
魔導師の勃起したものがびくびくと脈打つと、シャムは一滴もこぼさないようにしゃぶりついて目を閉じてじっとしていた。
こくこくと小さく喉を鳴らして精液を飲み込んだ。
「ふぁっ、ふふっ……やっぱりこれが最高です」
シャムはぺろっと唇を素早く舌なめずりをしてから、満面の笑みを浮かべた。
魔導師は髪と頬を軽く撫でると、その手に頬ずりをしてシャムが甘えた。




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