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淫魔剣トリス
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫魔剣トリス 6

俺は快楽に気を失ったトリスにキスをして、ゆっくりと自らのチンポを引き抜きながらも、トリスに布団をかけてしばし休憩をすることにした。

「おやすみ、トリス…」

「んんっ…ローランさまぁ…」

精液をすべて吸収したのか秘部から溢すことはないが、一応股間を懐紙で拭いた後に、俺は件の情報紙の高級依頼…宝石化能力や封印術をもった人さらい集団の討伐依頼を受けることを考えていた。 

あまり負担はかけたくないが、あれだけトリスに注いでおけばとりあえず二三回の魔力に困ることはないだろう…まあ本音を言えばもう少しした方が五分目から八分目くらい魔力がたまるんだろうけどな。  

「もう一人くらい…仲間も見繕うか…」



さすがに二人では…というかトリスの力を発動させるためには武器にする必要があるので、一人は心もとないし、複数囲にまれたところで倒すのは用意だが、それこそガンナーによる長距離狙撃や巨大ゴーレムが複数体とか、空からグリフォンやワイバーンによる火炎や毒液シャワーなんかされたらどうにもならないだろう。

「そうなると魔術師か、それとも錬金術師とかの方がいいか…」

うんうんとうなっていた俺は突如としてぬるりとした感覚を股間に感じ、ぞわりと身を震わせた。 

「と…トリスッ…って…ひゃあああっ!」

じゅるるるるっ…と音を立てて尿道から精液を吸い上げていく感覚が伝わる…トリスは綺麗に俺のチンポを舐めとり、そしていとおしげに睾丸をむにゅむにゅと揉みほぐしながらもぷくっと可愛い頬を膨らませて話しかけてきた。 


「浮気は悲しくなってしまいますからね?きれいな女戦士さんとか雇われたらさすがに私でも嫉妬しちゃいますよ?うーん、モニクさんならまだいいですけど」

「あ、あのなあトリス…俺は別にハーレムを作りたいわけじゃあ…」

「ふふ、なら安心しました…それはそうとこっちの方が負担がかかりませんから、少しご馳走をいただきますね…八分目じゃいざとなったときに困っちゃいますから…」

いつの間に起き上がったのかふにふにと睾丸を揉みほぐしながらもいとおしげに頬擦りし…そしてキスを繰り返すトリスの健気さに俺はなんとも言えない気分になりながらも…再度ビンビンに勃起させていたそれをたっぷりとトリスの口で「吸収」してもらったのは言うまでもない。

スッキリした…というか多少疲れながらも俺はそのままモニクの元へ向かうことにした。 
この宿は俺みたいな冒険者の口入れも併設しているからな。

俺はモニクのもとに向かうと、人さらい集団の依頼を達成するために魔術師か錬金術師を紹介してほしい旨を伝える。
・・・が。その返事はあまり芳しくないものだった。

「魔術師か、錬金術師・・・ね。それはちょっと困ったわねぇ・・・」

困りましたと言わんばかりに首をかしげるモニク。
まぁ、渋られることはある程度予想はしていた。
魔術師にしろ錬金術師にしろ、この職業に就くためには特殊な才能がいる。
俺のような剣士や戦士とは違う、努力では補うことのできない天性の素質。
それは1人いるだけで大きく戦況を変えられる力だ。
火力重視なら不利な状況になる前に敵を蹂躙できる。
僧侶のような回復・補助特化型なら多少の危機的状況でも、簡単に乗り越えられる。
なので魔術師や錬金術師はどこに行っても人気がある。
魔術師が全員出払っていて手が借りられない、なんてこともよくある話だ。

「手の空いてるヤツはいないのか?」
「あ、あー・・・。いや、そーゆーわけじゃなくて、ね?」

てっきり手の空いているヤツがいないのかと落胆する俺に、モニクは歯切れの悪い返事をする。
何だ?魔術師か錬金術師がいるなら、さっさと紹介してくれればいいだろう?
そんな俺のいら立ちが顔に出ていたのだろう。
モニクはあわてて手を振って弁明を始めた。

「あ、いえ、手の空いている魔術師ならいるのよ?
 ただ・・・その、魔術師にちょっと問題があるというか・・・」
「・・・問題?戦闘経験のない、半人前とかそういうことか?
 少しくらいならフォローできるから、さっさと紹介してくれ」

『俺にはトリスがいるからな』。
そう思ったが口には出さない。俺の隣でニマニマと嫌な笑みを浮かべて、こっちを見ているからな。
それに俺もできのいい冒険者ってわけじゃないが、それなりに経験は積んでいる。
よほどひどい人材でもない限り、うまくやっていけるだろう。
するとモニクはしぶしぶと言った様子で、了承してくれた。

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