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淫魔剣トリス
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫魔剣トリス 1

……
…… 
……
………
昏い意識の底。
もうそろそろ朝か…
だけど何だか心地良い…
柔らかい何かに包まれているような、暖かくて優しい。
思いっきり出したくなるような、そんな…
「う…うっ…?」
にゅぷにゅぷ…ちゅぷ…
目を開けると金髪にぱっちりとしたサファイア色の瞳をした女の子が、俺のチンポにパイズリフェラをしてくれていた。道理で柔らかくて気持ちいいわけだ。
「またお前か!」
「おはほふほはひはふ」
おはようございますって言っているのか?パイズリフェラを続けながら喋らないでほしい。
だが、暖められた快感はそろそろ限界だ。
「うっ、出るっ!!」
全身を快感が雷のように走り抜け、股間から生まれた衝撃が俺を刺し貫く。
「んんっ!」
ぱっくりと飲み込まれた筒先から、朝一番の精液が迸る。
女の子は俺が出したものをこくこくと飲んでいた…。
  
……

……
 
俺、ローラン・ベッソンは一匹狼の冒険者だった。
だった…ってのは今は一匹狼じゃないからだ。

はぁ…

目の前では金髪にぱっちりとしたサファイア色の瞳をした女の子がぱくぱくと食べている。
そう大柄でもない割にかなりの食欲で、一体どこにそれだけの栄養が行っているのかと思う。
「私の食事の半分はおっぱいに行くんですよ?」
俺の思っていることがわかるのだろうか?読心術はやめてほしい。
「だから食欲バカなのか」
「違いますよぅ」
俺が呆れたように言うとあっさり否定してきた。
おっぱい云々は冗談ではなさそうな、かなりのおっぱいの持ち主なのがある意味癪に障る。
でも食べた物がそこだけに行っているような。
「黙れ腹ペコ剣」
デコピンを一発入れた。
「はうっ!…痛いです…」
しかしこの娘のおっぱいの事を考えていると毎朝のパイズリを思い出して勃っちまう。
「はい、ローラン君」
「おお、ありがとう」
「でもローラン君がまさかこんな可愛い子を連れまわすようになるなんて…お姉さんは寂しいぞ?」
「はは…」
ウェイトレスのモニクが俺のスープとソーセージを持ってきた。
そっと皿を置くとモニクは去ってゆく。
言ってなかったな。ここは俺が良くお世話になっている宿屋の食堂で、モニクはここの看板娘だ。
俺より二歳年上で、俺の筆おろしをしてくれた女でもある。
そして俺の目の前でぱくぱくメシ食らってる娘は、俺の「相棒」の魔剣エンペラトリースだ。長いのでトリスと呼んでいる。
この世界にはあちこちに魔剣が眠っている。エンペラトリースもその一振りなんだが…どうみても魔剣には見えない。ただの巨乳腹ペコ娘だ。
「ローラン様?」
「トリス…いつも思うんだが、お前はそのちっこい体でどれだけ食べるんだ?俺から毎日補充してるだろう?」
「だって、私は魔剣としてのエネルギーはローラン様からいただいてますけど人として活動するには人と同じように食べないといけないんです」
「どこが同じようにだ」
どう見ても人以上に食べまくっている。
最初のため息の原因はこれだ。いくらエンペラトリースが可愛くて優しくておっぱいの大きい女の子だと言っても、俺のお財布には優しくない。
誰もが憧れる「魔剣持ち」の一人になったはいいが、これほど金がかかるとはな。
魔剣は封印状態だと文字通り活動を停止してわずかなエネルギー以外ほとんど消費しないが、誰か主がいる状態だと力を発揮するために主から力をもらい続ける必要があるし食べる必要がある。
俺はあのイシュトバーン王の「至高の魔剣」とうたわれたルイーズみたいな格好いい美人が好みだが…でもコイツが美味しそうに食べる姿を見ていると、捨てる気にもなれないんだよな。見てくれは可愛い巨乳娘だし。

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