PiPi's World 投稿小説

淫魔剣トリス
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 15
 17
の最後へ

淫魔剣トリス 17

リリィの言葉にショックを受け、さらにはすごい顔を浮かべるトリスに見つめられ…服を脱がされるも石化を免れたモニクや、話を聞いて顔を赤面させているクリスタちゃん…さらにはゾーラ同様に裸体を晒すシーフ娘を見つめながら、俺は情けない声をあげていた。
それで嫌な雰囲気に気づいて見回すと、当然ながらモニクや仲間の女の子達が複雑な表情で俺を見ていた。

「なあリリィ…」
「何よ?」
「魔力を注げって気楽に言うがな…魔術師でもない俺なんかで、本当に戻せるのか?それにデキちまったら…」

俺が当然の疑問を…気まずいので違う手段に向かわせてうまく逃げられないかと、少しばかりの期待を込めて聞いてみる。
冒険者としてやっていくには同業者に無暗に手を出すようじゃ業界で信用されないからな。
手を出したと知れたら、女性冒険者のグループは希少だから俺が誰かに狙われかねない。
だがモニク達の不安感はわかるとして、リリィには「はぁ?」と言わんばかりに呆れた顔をされた。俺はそんなに変な事を聞いたか?
それが表情にも出たらしく、無知な奴を見下しながらも指導する、そんな空気を浮かべてリリィは俺の股間を指差した。

「あなたね…魔剣持ちが何を言ってるのよ?剣技だけじゃなくて相応の魔力を持っていないとそもそも魔剣の主になれないのに?」
「ダメですっ!ローラン様は私のなんですからっ!」

トリスが俺とリリィの間に割り込んだ。
人間は魔術師や錬金術師になれるなれないや多い少ないはあっても誰もが魔力は持っているが…でも俺ってそんなに魔力高いのか?

「ローラン君…お願いよ」
「モニク…」

豊かな胸を押さえながらモニクが言って頭を下げた。

「俺でないと駄目なのか?彼氏いる娘だっているだろ?」
「そうですよ!」
「だから普通の男じゃ魔力が足りないんだって。そんな事言ってる場合だと思ってるの?」

俺の言葉にモニクは悲しそうに首を横に振った。もしかしたら彼氏に死なれた娘がいるのかもしれない。
にしても…ゾーラも巨乳なんだよな。その妹のクリスタちゃんは12歳と思えないほど発育がいいし…おかげでガキ連中の目を引いて困るって言ってた。
俺もモニクに筆おろししてもらったあたりから巨乳運が付いたというか…


もうこうなったら覚悟の決め時かもしれないな、倫理的に考えればやってはいけないことかもしれないが、このままいたいけな女性陣や少女達を放っておく訳にも行かないし。

「よし…わかった、ただしもし子供がデキちまったときは、いい仕事を回してくれよ?モニク」

すうっと息を吸い、深呼吸してそう冗談を言うように話しかけた俺にモニクは頷いた。 

「ううっ…悲しいけど、でもご立派です!ご主人様っ!子供はっ…子供は私がきちんと育てますっ!」

「わ、私も必要なら力になりますからっ!!」

私も、私も、と、まだ確定してもいないのに涙で顔をグシャグシャにしたトリスからモニク、さらにはクリスタちゃん含む他の年下冒険者達にまで応援され…俺は裸体のゾーラの宝石に歩みより、覚悟を決めて服を脱ごうとしたところで…リリィに肩を叩かれた。 

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す