PiPi's World 投稿小説

アラサー冒険者
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 33
 35
の最後へ

アラサー冒険者 35

脇腹を舐め上げた勢いのまま、大きなオッパイをすくい上げ、その上下に弾むさまを楽しむ舌。
かと思えば、たっぷり皮下脂肪の付いた二の腕にからみつきながら、最奥の脇の下の汗を舐め取り、味わう舌。

「ヒゃアんッ……く、くすぐったいィッ!!」
はだしの爪先に絡んで、足の指のすき間を縫うように舐め回す舌。

乳房の根元から螺旋状に巻き付いて、食い込むくらいにしぼりあげる舌。
左右の乳首を交互に舐め回し、固くなった乳先の弾力を楽しむ舌。

「アッ、やっ………ぁあンッ」
そして、左右に開脚された中心の恥毛をかきわけ、包皮をかぶった肉の芽をあらわにしようとする、舌。

普段は閉じたままの、ツボミのような尻の小穴に突き刺さって、内部に唾液を塗り付ける舌。
「そこダメッ……ソコは駄目よォッ」

舌、舌、舌の群れ。
そのどれもが長く、そして熱いのだった。

・・・「牛タン」という食材を好んで食す方々も多いことだろう。
ウシ1匹から採れるその部位の長さは平均して、小さな子供のヒジから手首までと同じくらいあると言われている。
焼き肉の調理法で言うところの「タン塩」に使うために薄くスライスした場合、その数はおよそ70枚分にも達すると言う。

世界各地で、様々な調理法で味わわれている食材であるウシの舌から、アンナは皮肉にも味わわれてしまっているのである・・・

「やめなさいィッ、ヤメテッ……」
拒絶を続ける言葉の響きにだんだん、妖しげな媚びが混じってゆく。
「いやァん……もうやめてぇ……お願いッ」
おびえていただけの瞳が、官能の濃霧に包まれてかすんでゆく。
その自分の変化を認めたくなくて、アンナはぎゅっと両目を閉じる。
どのオスウシがどのように舌をうごめかし、アンナの身体のどの部分を舐めているのか分からなくなってしまう。
舐めさせはすまいと必死にもがいていた力が弱々しいものに変わってゆく。
「舐めちゃダメぇ……ダメぇッ!!」
そんなアンナの変化を感じ取ったオスウシどもは無言のまま顔を見合わせ、うなずき合った。

それが合図だった。

6匹がかりで軽々とかつぎ上げられたアンナの身体はまるで叩きつけられるように、背後の石垣に押し付けられてしまったのだ。

「んあああああッ!!!」

濡れて光る全身と同じく、充分に唾液を塗り付けられてしまっていたアンナの尻の穴はあっさりと、石垣に突き立ったダガーの柄を飲み込んだのだった。
「ウホッ!?」
「フゴッ!!」
更なる彼女の変化に気付いたオスたちがどよめいた。
アンナの脚の中心に芽吹いていた陰核が遂に、ぼんやりと輝きだしたのである。

どくんッ。

その輝きを目撃した瞬間、オスウシたちにも変化が訪れる。

ビクンッ。

急加速を始めた彼らの心臓が、その血液を一気に彼らの股間に流しこんでゆく。
見る見るうちに硬くそそり勃ってゆくオスウシどもの性器。
その現象はまさしく、アンナにも埋め込まれているであろうバグーの「婚約の儀」がもたらす浮泳漏悶の効果であった。

・・・ふぉおおおおおおお!!
・・・ヴオオッ、ヴォォォ!!

歓喜の雄叫びが、ミノタウロスどもの亀頭部を濡らして弾ませる。

(ひっ……こ、コイツら!?)
それはシーマの方にいた1匹のソレも同様であった。
尻に刺さった柄とは比べものにならぬ。
アンナを責め苛んだ舌の群れよりもたくましいそれらが、ズラリと並んでいるさまは不気味を通り越して圧巻でさえあった。

彼らは根拠地であるほこらのなかですでに数度、ランディに対して大量に精を放っている。普通であればそう簡単に性交可能な状態になるのは難しいであろう。
そんな状態であってさえ、彼らの性欲が異常に喚起され、勃起をうながしているのである。

おそるべき浮泳漏悶の催淫効果であると言えよう。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す