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アラサー冒険者
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アラサー冒険者 34

▽▲▽▲▽▲

「イヤあァッ……離しなさいッ!!」
一方のアンナは、串刺しを逃れようと必死でもがき続けてていた。

ドカッ!!

バタつかせた彼女のヒザが偶然に、抱きかかえていたオスのミゾオチにめり込んで、ソイツはアンナを抱えたまま白眼をむき、ガクリと両ひざをついてしまう。

「ウ、ヴオオッ!?」
「コッ、コノッ!!」
両腕の自由の効かぬ人間の女に過ぎない彼女の、予想外の暴れっぷりにたじろぐオスウシたち。
そのパワーは言うまでもなく、バーサーク現象の成せる技であった。
「エエイ ユクゾッ!!」
「オウッ テヲカセッ!!」
しかし、数に勝るオスウシどもは、泡を吹いて気を失った仲間を押し退けると、4匹がかりでアンナに飛びかかる。
ガスッ!!

「ヴゥオッ!?」
うかつに真正面からつかみかかった1匹が、勢いよく振りおろされたアンナによる頭突きをまともに喰らって昏倒した。

だが。
彼女の抵抗もそこまでだった。

「離してッ……離してエェッ!!」
左右それぞれに3匹ずつ、計6匹に同時に押さえ込まれ、さすがのアンナもついに力負けしてしまったのだ。

「ナンテ チカラダ・・・」
「コ、コレジャ クルッタ アバレウシダ」
元来怪力自慢のミノタウロスが数匹がかりで、押さえ込むのがやっとの状態である。
全身汗まみれで力を込めていなければ、あっさり振り払われてしまいそうだった。

「シ、シッカリ オサエトケヨ? オマエラ……」
最後に残った1匹が、そっと近寄ってくる。

「やだっ……来ないでッ……来ないでェッ!!」
髪を振り乱して身をよじるアンナの周囲で、オスウシどもは弾き飛ばされまいと必死で力を込める。
その動きに合わせて、スイカほどもある重い乳房がユサユサと揺れた。
ヘソ周辺に付いてしまった贅肉も、上下に弾む。
その揺れ動く彼女の肉体に、オスウシの鼻面が近寄ってくる。

ペロッ。

「ヒイッ!?」
ほんの一瞬。オスウシの舌がアンナも脇腹を舐め上げて、アンナは悲鳴を上げた。

アンナの少々たるんだ右脇腹に、ひとすじの唾液がベッタリと塗り付けられている。

ペロンッ!!

「あヒッ!?」
今度は左右に開きぎみに垂れた乳房の谷間を、ヨダレにまみれた舌が走った。
下から上に舐め上げて、舌先はアンナの首筋をそよがせる。
「い、イヤあッ……」
思わず肩をすくめ、身を縮めるアンナ。
生ぬるい舌の感触が、背筋にゾクゾクと鳥肌を浮かべさせる。
それにしても、なんという長さの舌であろう。
一瞬目撃できただけでも、幼児の腕と同じくらいの長さと太さがあった。

首筋を通り過ぎたその舌はさらに伸び、小さなピアスの光る耳たぶに到達する。
「んアッ!!」
糸を引いて粘りつく唾液の音を耳元で聞きながら、アンナはアゴを反らせて叫んでしまう。

「ドウダ? ニンゲンノ メス・・・クスグッタクテ チカラ デナイダロウ?」
舌先でアンナの耳たぶをもてあそびながら、オスウシがささやく。
「〜〜ッ!!」
これ以上叫ぶまいと、唇を噛み締めるアンナであった。

しかし。
その抵抗もそう長くは保たないのだった。

にゅるん。
ちゅるるん。

正面の1匹だけではない。
左右から押さえ込むウシどもの口からも、湿った舌が伸びてきたからである。

「いッ、嫌やッ、イヤあァッ!!」
計6本もの新たな舌が、彼女の豊満な肉体を縦横無尽に這い回る。

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