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アラサー冒険者
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アラサー冒険者 30

最初のひとふきで既に泥はぬぐい去られていてもまた、雑巾代わりの毛皮は執拗にそこをこすりたててくる。

それをもっとしてほしい。

ランディは首輪に繋がった鎖を鳴らしながら、長い銀髪を振り乱す。
ずぶ濡れのイヌがそうするような仕草で、彼女の髪に付着した泥が飛び散って行く。

そして仰向けで突き上げられた股間も、容赦なく。
数度の毛皮の往復で泥はぬぐい去られ、左右の尻肉はもちろん太ももの内側も、まろやかに磨き上げられていたが、オスウシの手は止まらない。
ぬぐってもぬぐっても、泡の混じった粘り気の強いランディの体液がまるで、ウシのよだれのように垂れて来るからだ。
蜘蛛の糸のように床めがけ、淫液がしたたる。
それをまたすくいあげて、毛皮が股間をこすりあげる。
秘肉はおろか尻穴までをも、ひといきに。
ただでさえ赤くただれきった肉の芽に、固い毛足が突き刺さるように感じてしまう。
でも、それがうれしい。
痛くて、かゆくて、たまらないのがいい。

膣口どころか尻のつぼみの中にまで毛足が侵入り込み、膣壁と腸壁、それぞれの粘膜をもこそげ落としてゆく。

それをもっとつよくして欲しい。
擦り切れて血が滲んだっていい。

「ええい、どけッ!!……退かぬか!!」
ランディをよがり狂わせつつあった2匹のミノタウロスを押し退けて、子爵が割り込んでくる。
「もう良い……もう充分にキレイになったわッ!!」
身に付けていた上着もズボンも脱ぎ捨てながら、
「我れがじきじきに可愛がってやるぞ?……フォッほほほほ…」
首輪と繋がった鎖を引き寄せるのだった。

うれしい。
とてもうれしい。

ランディは虚ろな瞳をうるませながら立ち上がり、子爵の顔じゅうにキスの雨を降らせる。
「うォほっほほほ……これこれ、くすぐったいではないか!?」
急にランディにしがみつかれ、子爵はバランスを崩して倒れ込む。

「ひゃっはは、キャハハハ……んん!?」

子爵を押し倒したランディの飢えた目が、じっと見下ろしている。
そのランディの珊瑚色の唇が、ぎゅっとすぼめられた。

「おお、おお良いぞ……褒美に口付けを所望するか……ソナタもすっかり我れのトリコよのう」
押し倒されたまま、既に完全に血がみなぎった肉茎が、ビンビンと脈を打つ。
どういうわけか口ひげもピンピンと弾んだ。
ランディは欲情にかすんだ両目をそっと閉じ、肉厚な唇を重ねていった。

ズルンと唾液を散らしながら、ランディの舌が子爵の喉奥に挿入された。
「〜〜〜〜〜ッ!?」
甘酸っぱい芳香と粘った温もりが子爵をしびれさせ、快感が腰を突き上げさせる。
勃起しきった先端から、白濁した先走りが溢れ出す。
甘やかな唾液を喉奥に流し込まれ、子爵は恍惚となる。
「う、むふっ……」
まるで、愛しい男性の子種を注がれた喜びに酔いしれる乙女のように……。

ごく、ごく。
喉を鳴らして飲み下すたび、喉仏と一緒に口ひげが上下した。
この甘露を一滴も逃すまい。
おおいかぶさるランディの頭を、子爵の両手が抱き寄せた。

その時だった。
ゴックン。
「ッ!?」

急に喉に流し込まれた異物に、子爵は思わずランディを蹴りはがして起き上がった。

「な……なんだソナタ、なにを、何を飲ませた!?」
叫ぶ子爵の男根が、静脈の筋を浮かべて脈を打つ。

その先端を見よ。梅の実大のそれは、ぼんやりと光を放ち始めているではないか!!

その輝きは、アンナとシーマ、そしてマリアのそれと同様の、バグーの卵による陰核の光なのだった。

大量の精液に食あたりしたことが、ランディに幸いしたのだろう。完全に消化される前に吐き出され、奥歯の隅に引っ掛かっていたそれは、快感をこらえる内に細かく噛み砕かれていたのだ。
消化されやすいペースト状態で唾液ごと、恐るべき卵が子爵の胃の府に注ぎ込まれ、一気に消化され始めたのだろう。

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