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アラサー冒険者
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アラサー冒険者 19

むっちりと肉がつき、黒々とした毛におおわれたアンナのそこも。
筋肉の浮いた、赤毛の恥毛に飾られたシーマのそこも。

どちらの女陰もそれぞれおもむきは異なれど、たっぷりと蜜を含んでぬめ光っていたのだが。

問題はその、照り輝くその光りそのものにあった。

淡い月明かりに照らされたソコには、明らかに月光とは光源を異にする、もうひとつの小さな明かりが灯っていた。
(ほ、ホタル?・・・)
確かにその蛍光色の淡い光りは、真夏に大発生する小虫のそれに酷似していた。
だが。

(ホタル・・・じゃ、ないッ!!)

求愛行動中のオスホタルのようにゆるやかに明滅を繰り返すそれはまぎれもなく、ふたりの熟女の陰核そのものから発していたのである!!

間近で女性器を見たことのないスコルにさえ、その異状さは理解できたのだった。

・・・自然界に生息する一部の海洋生物や菌類、コケ類以外にも、ホタルなどの昆虫のように発光体を内蔵する生き物は存在する。

ゴキブリで言えば、周囲に存在する「蛍光バクテリア」を自分に寄生させ、体内で増殖させることで発光する種類が存在しているのである。

この事実と、彼女らが抱える宿命とがどう関わっているのかは、もうしばらく後に語られるべきであろう・・・

「お願いです・・・どうか、どうかこの哀れな神のしもべにお慈悲を・・・あなたのお慈悲を下さい」

祈るようにスコルを見上げるマリアの目の端に、小さな涙がにじんでいた。
見下ろすマリアのふくよかな乳房もまた、突き上げるようにスコルを見上げている。
ちからまかせにスコルに揉まれたその片方にだけ、痛々しい爪の跡が残っている。

「こ、こっちこそ………悪かったな?」
桜の花びらのような乳首に目を奪われながら、スコルは低くつぶやいた。
「い、痛む、のか?………」
覗きこむスコルの顔が、それよりひとまわり大きい彼女の乳に近づいて行く。
あたたかな男の息が先端をそよがせても、マリアはなにも答えず、ただ目を閉じる。

「すまなかった、な……」
詫びの言葉をささやきながら、スコルの唇が乳房の傷にかぶさってゆく。
「ああッ!?」
ほんのわずか唇が触れただけで、マリアは全身をビクンとふるわせた。
「やっぱり痛むか………どうか、これで許せ」
「えっ!?」
ピチャピチャと水を飲む犬のような音が、伏せられたスコルの顔の下から聴こえ始める。

いや、それだけではない。
スコルとマリアの行為を見下ろすシーマもまた、情欲に乱れた煙を吐きながら、自らの中心に指先を沈めていたのである。
露天の岩風呂を照らす月明かりのしたで、ふたつの水音が響き合っているのだった。

「んアッ……だめ、いけませんンッ」
ひたすらやさしく乳を舐めているスコルの頭を、マリアが叫びながら強く抱きしめる。
その両目は、せつなげに閉じられていた。
(………!?)
気絶中のアンナの言ったように、この拒絶は"ダメじゃない拒絶"なのだろうか?
確かめたい好奇心が、スコルの舌の動きを加速させてゆく。
「やっ、あ、ああァ〜〜〜〜〜ッ」
先端をふくんだスコルの口のなかで、舌が風車のように回転する。
マリアは眉間に縦ジワを寄せ、ますます力強くスコルにしがみついてくる。
これでは大きなオッパイに呼吸を妨げられてしまうのだが、スコルはその息苦しさが少しも不快に思わなかった。
ただひたすら、傷を負った自分にかつてランディがしてくれた唾液消毒の心地よさを再現しようと、意識を集中させた。
してもらって気持ちのよかったことを相手に返す。
その教えに忠実に答えたスコルであった。
「駄目ェ…」
すっかり呼吸を乱しながら、左右に首を振りたくるマリア。かぶっていたフードがずれ、金糸のように艶やかな髪がハラリとこぼれ出している。
「左の乳首を舐めたなら、びょ、平等に、み、右の乳首も………」
髪を振り乱したアンナが、股間にもぐり込んだスコルのがっしりした左脚をはさみつけながら、必死で訴える。

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