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半人前サキュバスの奮闘記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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半人前サキュバスの奮闘記 2


勿論、レイプされたいって願望もある。
ムリヤリ犯されて、中に出されてヤリ捨てられてみたいの。

精液でドロドロにされて、ヤリ捨てられる。想像しただけでもぞくぞくしちゃう。

「お父さんただいまー」

帰宅した私は、玄関で衣服を全て脱いだ。
家の中で全裸になることは、もう日常茶飯事。最初のうちはお父さんから小言を言われてたけど、最近はなくなったかな。

だって、家の中だったら警察の目を気にせず、堂々とオナニー出来るじゃない。

「お父さーん?」

自分で言うのも相当おかしいと思うけど、私は多分重度のファザコンなのだと思う。
毎日寝る時はお父さんと同じベッドじゃなきゃ嫌だし、お風呂だっていつもと同じようにお父さんと一緒に入りたい。

お父さんは頑なに拒否するけど、私はお父さんとの子供作りたいなって考えてる。

「あれ?お父さーん?」



いつもだったら、ここで私が全裸になってリビングに行く辺りから覗きに来るはずなのに。
残業なのかな?
いや、それなら私のケイタイにお父さんからのメールが来るはずだから、その線もない。

おかしい。

よくよく耳を澄ませてみれば、リビングから声が聞こえる。鉄の臭いが立ち込めていた。

いったい、何事だろうか。

リビングのドアに恐る恐る耳を当てる。

「くどいな。貴様は、あの娘を何だと思っている?」

お父さんの声がした。

「私の大事な娘、だよ。」

瞬間。
鉄の臭いが強まった。

「死罪だ。貴様は、死罪に値する。」

私が。
ドアを勢い任せで開けた瞬間。
お父さんの、首が

血飛沫を上げながら、吹き飛んで行った。

そこには、真っ黒なコートに身を包んだ人が立っている。

「ぁ……ぁあ………ぁ……」

お父さん?

あれ?

いつもみたいに私の全裸姿見て、恥ずかしそうにしてよ。

恥ずかしそうにして「早く服着なさい」って言ってよ。

すぐに根負けして、私のオナニーを手伝ってよ。

「最近学校はどうだ?」「彼氏できたか?」「保健体育以外の勉強はどうだ?」とか、いつもみたいに聞いてきてよ。

ねえ。

どうして、お父さんの首が床に転がってるの?

意味、分かんないよ。

「おかえり、アリナ」って早く言ってよ。

お父さん。

身体から、赤いのが。止まらないよ。

「……ぁ……」

そうだ。救急車を呼ばなきゃ。

「フ……フフ………アハハハハハハハハハハハハッ!…やはり、人間は醜いものだな!これほどまでに、あっけないものだとは!?……傑作だよ!実に!愉快だ!」

あれ?私どうしちゃったんだろう? 
ケイタイ持ったけど、指が思う通りに動いてくれないよ。



目の前の光景に、頭が追い付いてけなかったのかもしれない。
笑い声を上げる黒いコートから、いくつもの影が伸びて
、お父さんの首が吹き飛び、腕や足が切断され。
お腹を突き破られた辺りから。

私は。

足元に転がっていたガラスの破片を力強く握り締め、黒いコート目掛けて振りかざした。

瞬間。私は凄い眠気に襲われて。

「貴女は。間違わないでね」

意識が途切れる瞬間に。確かに。そんな言葉を耳にした
。気が、した。
ーーーーーー



「……ん〜……やだぁ……もう少しぃ……寝るぅ〜……まだぁ……寝るのぉ〜………んぅ、ん?ぁ、あれ?」

目の前には、緑色の空が拡がっていた。


「…………ここ、どこですか?」

ゆっくりと。起き上がった私の目に映ったのは、四方囲まれた一面の草原だった。
少なくとも、私の知ってる場所じゃない。

「……私は……?」

私?私って、誰だっけ?

私は、私の姿を見てみた。

そこには、大きな乳房が実っており、面積の少ない布が覆っている。
下も似たような感じだった。

黒い尻尾?のようなものも生えていた。

「……私っ……私……」

わからない。自分の名前が思い出せない。ここはいったいどこ?

私の身体に生えてるのは?

どうして空が緑色なの?

どうして誰もいないの?

「……わたし……わたしは……」

どうして、こんなところに一人眠っていたのか。

分からないこと尽くし。

誰か教えて。

わたしは、いったい何なの?

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