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マッスル・ウィッチ
官能リレー小説 - ファンタジー系

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マッスル・ウィッチ 10

「侍女長ユリアと護衛騎士のソニアは恐らくシロであろう・・・だが彼女達に知らせる方がリスクが高い」

マリーが彼女達を信頼してないのでは無く、かえって側近くの二人が知り動揺で犯人に気づかれるのを避ける為だ。
犯人が巧妙だからこその措置だ。

ドワサンの手引はあると言え、事が事だけに隠密行動・・・
ドワサンとネリースは初歩的な魔術である『姿隠し』を使っているが、マリーはそれすら使っていない。
だが、彼女の足音は全くの無音で、ローブの衣擦れの音すらしない。
いや、移動で起きる空気の動きすら感じさせない、本当に何もせず隠密行動してる事に2人の魔道士も驚きを禁じ得なかった。

『結界だな・・・』

護衛の兵士はドワサンが魔術で気絶させ、アイルの部屋の前でマリーが唇の動きだけで言う。

『強力な結界ね・・・厄介だわ・・・』
『これを解くと相手に悟られますな・・・』
『ならば・・・優先順位は公子の身の安全・・・』

唇の動きだけで話す魔導言葉で会話しあった3人は、意思疎通して頷く。

そしてマリーが息を吸いながら集中する。

ドンッ!!


マリーの蹴りがドアに炸裂し、結界ごとドアが吹き飛ぶ。
ドワサンとネリースも目を見開いて驚くぐらい非常識な結界破りだ。
いや、これこそがマッスル・ウイッチの本領なのだが、これは犯人を驚かせるに十分だった。

「なっ!、なんなっ?!!」

その犯人はドアが吹き飛んだ瞬間、衝撃と共に吹っ飛ばされて、馬乗りにされていたのだ。
勿論そうしたのはマリー。
犯人の女メイドは恐怖で固まってしまうしかできないぐらいの速さであった。

「はぐれ魔導か・・・」

マリーの鋭い言葉にメイドは呪文を唱える。
初歩的なめくらましの強い光がマリーの眼前で炸裂。
だが、マリーの拳は適格にメイドのこめかみを捉えていたのだった。


「死んで・・・ないよな?・・・」
「うむ、手加減はしている」

マリーが言うからそうなのであろう。
無論本気なら彼女の頭はもう吹っ飛んで無いだろう。
テキパキと縛り上げたマリーはネリースと共にアイルのベットへ行く。

「これは・・・マズいですわ・・・」
「うむ、進行度としてはかなり重度だな・・・処置が必要だ」

二人が見るアイル。
魔術で気を失っているようであるがむき出しの下半身は大変な事になっていた。
彼のペ○スは赤紫に変色し、巨大化していた。

『淫魔の痕』と呼ばれる呪術はいくつかタイプがあるが、これは『淫気暴走』と呼ばれるものだ。
婦人に仕える少年奴隷に施されるタイプの精力アップをベースにしてるが、これは性欲に精神まで犯され性獣と化してしまうぐらいに強力なものだ。
そして進行すると生殖能力は消失してしまうので、奴隷化が目的と言うより彼の廃人化が目的なのかもしれない。

「貴女はこれに気づいていて?」
「ある程度は・・・確証はなかったが・・・」

ネリースの問いに冷静に答えながらマリーは服を脱ぐ。
鍛え上げられた筋肉に覆われた身体。
女性らしい部分はそれだけの筋肉に関わらず大きな胸だけであろう。

マリーは全ての服を脱ぐと、アイルに跨る。

「今から処置に入るが・・・これだけ重度だと時間がかかる・・・ネリース殿、後は任せてよいかな?」
「ええ、ではドワサン殿と犯人を尋問してますわ・・・行きましょうかドワサン殿」

ネリースはマリーにそう言うとドワサンに促してその場を離れる。
彼女はこれからの『処置』が何であるか理解している。


「マッスル・ウイッチも女なのだなぁ・・・」
「当たり前じゃないですか・・・さぁ、私たちは行きましょう」

同じく理解してるドワサンが犯人のメイドを担ぎながらぼやくように言うと、ネリースは笑ってそう言う。
そして二人はその場を後にしたのだ。


マリーは二人が出て行くと、表情も変えず巨大化したペ○スの上に腰を下ろす。
少し顔をしかめたマリーだが、ペ○スはズブズブと根本まで飲み込まれた。

そして、腰を振るマリー。
殆ど表情は変えず、喘ぎも無ければ色気も無い。
それはスクワットでもしているようであった。
豊満な乳がぶるんぶるんと揺れるが、これをセックスと呼ぶのか疑問な程、彼女の表情は変わらなかった。


そして、気絶してるアイルが少し呻き、精を吐き出す。
マリーは眉を歪めて身体を震わせるがそれだけ。
膣内に大量の精液が入ってくるが、ペ○スは全く萎えもしなかった。

そしてまたマリーは何事もなかったように腰振りを再開する。

それは本当にトレーニングの一環のような行為にしか見えない。
ただ精を吐き出させる為の行為で、マリーに女らしさの欠片も見えないでいた。

そして腰を振り続け、アイルが射精すること二度三度・・・
しかし全くペ○スは萎えず、無論マリーも喘ぎもしない。
多少汗は滲んできたものの、トレーニングのように腰を振るだけだった。

ドワサンやネリースは出て行って正解かもしれない。
他人のセックスを見るのがどうとかこうとか以前に、これはげんなりするだろう。
ある意味作業であった。

どうやらマリーは処女でないようだが、だとしても一体今までどんなセックスしてきたか、むしろ想像するほうが怖いぐらいだ。

その後も腰を振り続け、アイルのペ○スが萎えたのは空が白むまでかかったが、汗だくのマリーはまるでトレーニング後だと言うような表情であった。
唯一それがセックスであったと言う証明は、マリーの腹がアイルの大量の精液で妊婦のように膨らんでいたぐらいである。

「これで処置は良いが・・・今後も定期的に行わないといけない・・・処置候補者を複数用意しておくべきだな・・・」

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