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マッスル・ウィッチ
官能リレー小説 - ファンタジー系

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マッスル・ウィッチ 20

今まで落ち着き払っていたハインケルの目線が、恥じらうソニアの顔と股間、時折マリーに救いを求めるようにうつろい始めた。

「ど…どうしたいん…ですか?」

ソニアもいざ口にしてみると、ちょっとした意地悪な企みや性的な優位を得る為の演技で口にしたというよりも…。

「ぱっ…くん…したい…。」

口でしてみたく、なってしまった。

そして、口でさせてみたく、なってしまった!

「うむ、それではだな、二人でこう身体の方向を…」

グッジョブなマリー大先生指導の元、ソニアがハインケルの顔を跨とそれは獣の数字。

69の姿勢

ハインケルの呼吸が荒ぶり、蒼い双眸もカッと見開かれた。

正にその時、

トラップ発動、

とろ〜り…と。

「え?」
「君に…私の股倉を舐める…許可をあたえよう。」

それは丁度マリーがアイルの残りを清め終えた頃合い。
対してソニアはそのまま流れ出すに任せ、放置していたそれ。
ハインケルの顔面に、自慰行為で嗅ぎ慣れた匂いを持つ粘液が、しかも他人のそれが滴り落ちて来るのだ。

「噛み付いてなどくれるなよハインケル君?三倍返しどころでは済まさんぞ?」
「はい…もきゅ?」

ソニアの容赦なき顔面騎乗、一部の業界では御褒美とされる、その状態から激しく前後に動く。
しかも年少者を精神的・肉体的に脅しつけての強要、実際ほとんど違法行為であった。

「公子様のおこぼれ、爪の垢より上等な代物だよハインケル君、よく味わえ。」
「は…はい…尻ど…のおぅ!?」

約束通りの『ぱっくん』は、丁度犬歯が雁首を掠める様にして行われた。

「はいっ…ソニア様っ。」
「よく味わえ、ハインケル君?」

ソニアの脅しで萎縮したそいつは、亀頭が半分程逃げ込んだ仮性包茎であった。
行為に至る前の完全露出は見栄を張って剥いていたようだ。
ソニアは反省の意志を指と舌を用いて示す彼に応え、程良く茹でた海老色の鈴口を舌先でつついてみる。
屹立の勢いで姿を見せてくれた膨らみに、今度こそ唇と口腔で牙を隠して飲み込んでやる。

「(こいつ多分童貞君だな)」
「(姉上の方が上手かなぁ)」
「(二人共項を使い過ぎだ)」

三者三様な心の声、現に二人の舌技で千日手は明白。
空気を読んだというよりも、間延びしかけた心地良さと生意気な童貞君に止めを刺すべく、ソニアが均衡を破る。

彼女の兆候にマリーほほう?と感嘆し、顔面騎乗から解放されたハインケルはひと呼吸落ち着く。

「ぷは…ハインケル君…否…ど・う・て・い…くぅん?」

「はいっ!!」
「そうか、尻殿がハインケルの筆下ろしをするか」

嬉々としたハインケルとどこか楽しそうなマリーに、何かマズい事を言ったようでソニアが焦る。

ソニアが唯一読み間違えたのは、この少年の年代では童貞が当たり前で恥ずべき事でもない年頃だと言う事。
そして、性の欲求が大人になりきって無い故に無邪気に直線的だと言う事。
だからそんな事言えば、『お姉さんが初めてを貰ってあげる』なんて言ってるに等しい事。
当然、そんな挑発すれば経験の無いハインケルだからアイルの二の舞になりかねないだけに、これは反撃と言うより無理心中に近い。

ボロカスに罵倒してしまえばソニアは勝ち逃げ出来たのだ。
事実ソニアの伺い知らぬ所…マリーもそこらで勘弁してやる積もりだったのだが、面白いので続行という意図に切り替えた。
更にハインケルは先日、姉から『こっそり入れちゃおうか?』などと囁かれ、ビビッて出来なかった、という寸止め気分を残していた。

(※彼女が本気だったかは不明である)

「おチンポぉ……欲しいのぉ…。」

ソニアは(半ば暴走した)言霊に力を借りてハインケルを跨ぐ。
そこでまた悪気はない、お節介マリー大先生が『リラックスだ』とソニアの肩を叩く。

決していつものマッスルではなく本当に撫でた程度、そこへ内心おっかなびっくりだったソニア。

興奮と緊張に逆だったソニア自身の恥毛がハインケルの下腹を撫でて、妙にくすぐったかった。

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