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マッスル・ウィッチ
官能リレー小説 - ファンタジー系

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マッスル・ウィッチ 19

「先生、いかほどまでに、すればよろしいのでしょうか。」
「うむ…上擦った声で『おチンポぉっ?欲しいのぉっ!』と言わすほど、だな。」
「だぁ…誰ぇが…そん…うなぁっ?」

その間にも彼は予告通りソニアを裸に剥いてゆく、それも愛撫しながら片手でだ。
やんわりソニアとベッドの間に指を差し入れ、時には硝子細工でも扱う様にそっと持ち上げ、彼女の素肌を露わにしてゆく。
彼の動作ひとつもまた、着衣や武具・具足がまたひとつ身を滑り離れる度に、心地よさがソニアを包み込む。

「(脱がされてるのに…裸にされてるのに…暖かい…。)」

ソニアはふと首をもたげ、慎ましく膨らんだ双丘の先にいる、股倉を弄ぶハインケルを見やる。

その白い肌にはそばかす…いや砲術(火薬の扱い全般)特有の極々小さな無数の火傷痕だ。

左手は脇腹を滑り『パッド入りの鎧』などと陰口を叩かれる微乳をフワリと揉み撫でる。
その指先には水銀雷管の調合でこしらえたらしき痕跡、ソニアの花弁を摘んでは広げる右手も同様だろう。

アイルがこの国での魔術面の弱さを憂いているように、ハインケルは砲術面の弱さも知っている。

正規軍のマスケットは旧式の火縄や火打、雷管への全面更新ままならない現状。
傭兵射手や猟師の方がよっぽどいい銃を持っている。

(※ソニアもペッパーボックス銃など実際初見だった)

機種統制もなく配備比率も他国の十分の一以下、防御弾幕どころか訓練さえ一苦労だ。

(※半端な更新より旧式でも機種統制してまとまった数を揃えた方が現実的である)

砲術ばかりか弓兵の類も他国の約半数という脳筋ぶり、ましてや大砲なぞ実質礼砲専用だ。

この世界ではまだまだ銃火器と魔術を比べれば魔術の優位は揺るがない。
単体でも魔道士が勝るし、連隊規模になると圧倒的な差になる。
だがドワサンぐらいの魔道士でも銃士一人の給料の10倍。
しかも魔導ギルドの専売特許となれば、代替として銃火器が用いられるようになってきたのも一理はあった。

ドワサンなら多分、10人の銃士に囲まれれば流石に蜂の巣・・・
そして銃士の方が替えがきく。
とは言えドワサンは平均的な魔道士の実力だし、それ故にまだ銃火器が席巻するまでには相当な時間が必要だろう。

因みに魔術的な障壁で魔道士は銃火器を防ぐ事は可能だが、やっぱり当たると普通は死ぬ。
マリーに関しては・・・
言うだけ野暮であろう。


そのマリーが見えぬと思い、ソニアは動きの鈍い身体を折り曲げ首をひねる。
その目に見えたのは、全裸のまま洗面器に跨るマリー。
全く周囲を気にする事無く、アイルとの情事で膣内に吐き出された精液を指を突っ込んでかき出していた。

ソニアはついさっきまで『砲術は戦術のみならず算術にして科学・化学や工業力の発展…よい技術屋になれよ』だとか。
なんとなし『(嗚呼…こ奴もまた、公子様とは似て非なれ、未来を見ているのだな…?)』なんてデレかけていたのだが。

「先生、尻殿がいやらしい蜜とか色々と垂れ流しなんですけど、舐めてみていいですか?」

そりゃもうハインケルもまた、色々とブチ壊しなデリカシー欠落ぶり垂れ流しで、ソニアさんガッカリであった。

「尻殿が恥ずかしげに『おチンポぉ?ぱっくん…したぁい
!』とおっしゃるようなら許可する。」

マリーはそう宣いながら、放屁どころか腹下しの如く不快に粘った濁音を立てて最後の一滴まで絞り出す。

ソニアはこの扱い最悪ぶりの中で、せめてこの平静ぶったインテリ小僧に一矢報いる一計が浮かんだ。

「ハインケルよ(すぱーん!)そうした事案は等価の行為で(すぱんすぱーん!)」

だがその妙案を実現するには卑猥な小芝居を口にした上で、口にした以上は口でする、その覚悟…。

あり!

「お…お…お…チン…ポ…。」

すぱんすぱん、マリーが風呂上がりオッサンが如く手拭いで股間をはたく音に紛れ、消え入りそうなソニアの呟き。

だが思春期まっさかりのハインケルは聞き逃さない。
それが奸計謀略の類とも知らず、彼は腹黒スイッチの入ったソニアに問い正す。

「ふぅ…尻殿?よくきこえませんが?ふぅ…。」
「ひゃうっ!お…おチ…おチン…ポ…ふぁうっ?」

ハインケルはソニアが何を言わんとしているのか気付いた上で『くぱぁ』しては息を吹き込む。

「おチ…ン…おチン…ポっ…おチンポぉ…おおおっ…。」

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