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マッスル・ウィッチ
官能リレー小説 - ファンタジー系

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マッスル・ウィッチ 15

猛獣相手に背を向ける、いや尻を向ける、いやいや尻を差し出すかの姿勢。
ソニアの拙い性知識では『その姿勢』が何を意味するのか全く理解出来ていなかった。

「ソニアは…その格好で『してほしい』んだね?」

アイルが少女の様な細腕をソニアの腰に回すなりベルトを緩めると、ダマスカスの銘剣がガシャリと床を打った。
そしてぞんざいだが手際よく、ズボンと下着をずり下げた。

外気に晒された処女の亀裂と雛菊の蕾が反射的にすぼまる。
そうした萎縮に加えてソニアは全く濡れていない、アイルの巨根にまとわり付いたぬめりだけが潤滑剤という状態。
にも関わらず、城門をこじ開ける破砕槌が如き肉塊が、力付くで押し込まれた。

乾いた花弁が断ち割られると、あっはもう一直線であった。

「ふむっ…んー!」
「いぃっ…たぁ…いっ…?」

純血を散らされた痛みにソニアは呻く。

主君に身を捧げ純血を散らされるのは名誉な事だ。
ソニアの家の者が聞けば狂喜乱舞するレベル。
将来を約束されたも同然だからだ。

しかし、そうは言ってもさっきのさっきまで乙女であった身・・・
どれだけ男と同じく訓練を受けていようが、彼女は生娘だった訳である。
その生娘だった防衛本能が身体を逃がそうともがくが、アイルが意外過ぎる程力強くピストンしながらそれを許さない。

「ひぃっ!、ぎぃいっ!、ふがぁっ!、あががぁっ!!」

上品とは言いがたい悲鳴。
痛みも当然あるが、脳内に鳴り響くアラートは未知への恐怖が主だ。
自分を作り変えられると言うような恐怖感・・・
アイルの巨根が、自分を生娘からメスに作り変えようとする恐怖感に本能が最後の抗いを見せていたのだ。
これはソニアの忠誠心どうこうと言う問題ではない。

ソニアは激しく前後が始まって十秒足らずで既に実際、音をあげていた。

「くふぅ…ひぁ…ひぃい…ん?」

お願いだから早くイッて下さいといった具合の懇願さえ申し出たいぐらいだった。
間もなくして一撃目の精を子宮に浴びる頃には、悲鳴さえも枯れて僅かなすすり泣きとなっていた。
二発目、三発目と注ぎ込まれた頃にはもう、苦痛への諦めさえついていた。

獣めいた敗北、性的処理の道具、肉便器としての扱い
お前は穴だけを寄越せばいいんだよ、と言わんばかりな格好での、一方的な陵辱。

アイルの行為には邪気こそないが無邪気故に慈悲もない。
この一夜の交合だけで肉欲の快感を知るには、ソニアは未熟過ぎた。

アイルの呪いが活性化していた間であれば、その媚薬めいた妖力で救いもあっただろうが現実は非情である。

ソニアはこの拷問めいた交わりがひたすら終わるのをむせび泣きながら願うしかなかったのである。

そして。5度程膣内で出されたのだが・・・
アイルのは萎える気配も見せない。
既にソニアの下半身の感覚は鈍い痛みで痺れている。
ぼんやりと、今晩のごはんのおかずが何なのかと何故かそんな事が頭に浮かんだり、どこか目の焦点が合わないままにドアを見つめてアレの材質は何なのかしらと関係の無い思考が頭の中をぐるぐるしていた。。

そのドアがバタリと開くが、ソニアはそれがどこか別世界のように感じていた。
入ってきた足は見えるが、それもどこか現実感が無い。

「マリー先生っ!」
「どうやら三人では足りないようですな、公子・・・ネリース殿にもう少し見繕ってもらう必要があるな」

その会話と同時にズルリとアイルの巨大竿が抜かれ、その内臓が一緒に引き出されるような痛みにソニアは呻く。
更にアイルが無邪気に走った為に、尻を蹴飛ばされて転がる。

「マリー先生ともしたい!」
「よかろう・・・お相手致そう」

まるで野試合でもするが如くマリーが言う。
無邪気なアイルがマリーのそこだけ豊かな乳に顔を埋め、押し倒そうとするがびくともしない。
そして、ヒョイと重さなど無いと言わんばかりにアイルを抱えると、ブンとそのまま投げる。

「あわわわわっ?!!」

空中を泳ぎ、ベッドへと投擲されていったアイル。
しかもネリースとユリアの丁度間を狙ったようにだ。
勿論、狙ってそこに投げたが、ベッドまでは10歩程の距離。
いくらアイルが軽いとは言え、大の男でもそこまで投げるのは無理と言うものだ。

恐るべきはマッスルウイッチである。


マリーはその大投擲にも息を荒げる事無く、ローブを脱ぎ去る。
タンクトップとショートパンツも気にせず脱ぎ去り、その巌の如く鍛え上げられた肉体を露わにした。
屈強かつ美しい筋肉。
男でもここまで美しく鍛え上げるのは難しいだろう。

マリーはその肉体美を晒すと、ゴキリゴキリと首を振り、組んだ手の指をボキボキと鳴らす。
その様子はまるで格闘かトレーニングだ。
そして、のっしのっしと大股で歩きベッドに乗り込むと、投擲され目を白黒していたアイルに跨る。

「公子、失礼仕る」

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