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ユリアナ姫の大冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ユリアナ姫の大冒険 8

「ぐぅっ・・・」

端正な顔を歪めてジョルジュは巨木にもたれかかる。
流石に足が限界だった。

その限界が彼の警戒心を薄れさせていた。

「ぬおっ?!!」

一瞬だった。
巨木から触手が降ってくるとジョルジュの手足に絡みつき持ち上げようとしてくる。
ジョルジュは咄嗟に避けようとするが足が言う事を聞かない上に、払いのけようともがいて剣を手から離す失態を演じてしまった。
これはジョルジュの実戦経験の無さが裏目に出た格好だった。

「うわわわわっっ!!」

触手が手足や胴に巻付きながら、先端の歯のついた口が邪魔な衣服を噛み破っていく。

「くっ、食われるっ?!」

実はこの触手生物は人間を食べない。
だが、男女関係なく襲って『栄養』を補給するのだ。
その時に多くの分泌物を獲物の体内に注入するのだが・・・
当然副作用もある。

服を剥ぎとった無数の触手は、男であるジョルジュの乳首に吸い付き、あまり立派とは言わない陰茎にも吸い付き・・・
そして口の中や尻の穴にまで侵入していったのだった。



数日後、餓鬼の軍団に発見されたジョルジュは、凄い姿になっていた。
そして触手から引きずり出された彼はヴォニータに気に入られ、餓鬼の軍団のオス奴隷として飼われる事となり、ジョルジュとユリアナが再会するのは暫く後の事となるのだ・・・


そしてユリアナである。
小川べりで無警戒に用を足すユリアナ。
放物線を描く黄金水を出しきった後、尻に力を入れて踏ん張る。
彼女の尻穴から出てくる大便。
硬さ大きさともに健康的なものがボトボトと小川に落ちていく。

「はぁ・・・」

する暇がなかったから若干貯めこんでいただけに安堵の声が漏れる。
野外でする経験はなかったが、一般女性と比べると用を足す羞恥心は薄い。
王女となれば着替えもお付きがするから裸も見られ慣れている。
故に裸の抵抗感もそこまで無い。
その上、用を足すのもお付きが介添えするので羞恥に感じる部分が少ないのだ。

なのでユリアナも周囲を気にする事は無く、全て出しきると手で小川の水を掬い尻穴を洗う。
普段ならそれすらお付きにやらせるのが彼女の普通だった。

こんなこともユリアナにとっては胸踊るワクワクするものだった…
それもその筈、篭の中のような窮屈な城の生活から始めて解放出来た喜びの上に、ユリアナは到ってポジティブな性格なのだ。
普通の姫君であれば羞恥のあまり泣き出し、涙枯れた後にはただ途方に暮れるところではあろうが、ユリアナはそんなヤワな姫では無かった。

「全く…ジョルジュは何所に行ったのかしら?…こんなことならガウェインに来てもらった方がよかったはぁ…」
自分が勝手にジョルジュから離れたことも忘れ、ユリアナは頬を膨らませる。
「仕方ない…探してやるかぁ…」
此処が淫魔の森とも知らずに、ユリアナは森の奥へと歩みを進める…

その後を追うようにして、シュルシュルと蛇に似た物体が水面から這い上がっていく…
外気に触れたせいか、今まで白色だったそれは薄桃に変わり、ついには褐色に変色を遂げていた。

「ん?なに…」
何かしらの気配を感じたユリアナが振り返る。

「な、何なのコレ…?」
眼を見開くユリアナの前に鎌首をもたげる物体…
その頭部は正しく、男の勃起した性器だった…

それを見ても首を捻るユリアナ…
ユリアナは萎えた男根以外、こんな形状になった男の性器を見たことは無かったのだから当然である…

それでもどこかその形状に心惹かれてしまうのは、女の本能が成せる業なのだろうか…?
ユリアナは下腹部に熱を感じながらも、その物体に向かい手を伸ばす…

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