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ガルシーダの闇
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ガルシーダの闇 1

プロローグ

夜中、ガルシーダの都の領主の館に漆黒のロープにフードは目深に下ろした男が訪れた。
扉が開かれ、若いメイドがランプを手に立っている。メイドの表情は緊張していた。
男はメイドの頬を撫でる。
その指先はひどく冷たかった。
「ひっ……」
「領主の寝室に案内してもらおうか」
メイドのナタリーは男を館に迎え入れた。
男が領主の寝室に侵入した。
「あ、あぁ……」
ナタリーは寝室の前で扉に背中をあずけて立っていた。
(今から領主様もあの男に、アレをやられるのね)
ナタリーは思い出すだけで股間が濡れてくるのを感じて頬を染めた。
「んっ、くっ……はぁはぁ」
ナタリーは丈の長いスカートの股間のあたりを押さえてその場で座りこんだ。
吐く息が乱れて熱い。
ナタリーは唇を舌で舐めて目を閉じる。
片手で服の上から乳房を揉んだ。
乳首も興奮して尖っているのがわかる。
「んんっ、くっ、はぁっ、ん」
スカートをめくり両膝を曲げて脚を開いていく。
ナタリーは下着の薄い布地の上から、恥丘に指先をすべらせて撫でまわす。
下着の布地に溢れた愛液が滲みてくる。
(思い出しただけでこんなに……)
ナタリーはわれ目を震える指先でなぞり、敏感な牝の肉粒を弄りだした。
三日前の昼間、市場に買い物に出たナタリーは路地裏へ見知らぬ男に手を引かれて連れ込まれた。
男の手はとても冷たかった。
男はナタリーの前で無表情で立っていた。
路地裏に突き飛ばされた。
ナタリーは男を睨みつけ、明らかに不機嫌な表情で立ち上がろうとした。
立ち上がることはできなかかった。
足首を奇妙なものがつかんでいた。
黒い手は地面から生えているというより、足首に描かれた絵のようにはりついている。
しかし、つかまれている感触がある。
「きゃあああっ!」
ナタリーは悲鳴を上げて、必死に手のような黒いものを払いのけようとしたができなかった。
つかまれているのにこちらからは、自分の足首の肌に触れるだけである。
「逃げられると思うな、小娘」
声はナタリーの尻の下から聞こえた。
反対側の足首にも黒い手形がついた。
誰かに背中から抱きつかれた。
しかし、姿が見えない。
目の前には血色の悪い無表情の男がいる。
しかし一歩も動いていない。
見えない手で胸を揉まれた。
さらに仰向けに倒れたところを、足首を握った手が強引に両脚を開かせようとしてくる。
必死にスカートを押さえ、膝をつけて抵抗した。
仰向けに背中が地面についているのに、胸を揉む動きは続いている。
足首はつかまれているのに、別の手がスカートの中の内股を撫でまわした。
耳やうなじにぬるっとした感触が走った。
(舐められてる!)
見えない舌の感触が背骨や肩甲骨の形にそって這いまわる。
「やだ、やめて……くうっ!」
乳房を揉んでいた手の指先がナタリーの服の中で乳首を摘まみ、痛みに眉をしかめた。
再び乳房を揉みしだかれ、さらに乳首は指先で撫で転がされる。
這いまわる舌の感触が背中から脇の下や脇腹のあたりを襲う。
気を取られたのと脚に力を入れ続けているのに疲れて、わずかに膝がゆるんだ。
「小娘、もう抵抗しないのか?」
嘲るような口調の声が聞こえた。

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