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淫妖伝――生存者(サバイバー)
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫妖伝――生存者(サバイバー) 12

だが、包み込む黒い球はゴムのようで全く壊れる気配がない。仮に逃げ出せたところで遭難する可能性も高い。
しかし、こんな奇妙な空間に閉じ込められるよりかはマシだと思っている幹弘は更に抵抗を激しくした。
なので斗真の異変に気づくのが遅れた。
斗真の肉体から黒い煙のような物が放たれ始める。それはあっという間に球体の中を埋め尽くしていく。
「ああ…」
幹弘の視界が黒に覆われていき、肉体がからめとられる。
こうなってしまえば彼はどうすることも出来なくなる。幹弘は球体の中を漂いながら斗真の元へ引き寄せられていった。
簡単に言えば密室の中にスライムを流し込まれたような状態だった。ただの人間でしかない幹弘が逃げられるはずもない。
動けないどころか何も見ることすら出来ない状況で幹弘は斗真と体を合わせてしまう。
斗真の方は自由に動けるらしく、腰をくねらせる。
そして…斗真の股間にある肉棒が幹弘の尻穴に侵入していく。
「あぁっ……! はぅううんっ!!」
甲高い声を上げる幹弘。その体はビクビクッと痙攣している。
(な、なんで? 俺…)
幹弘は自分の身に何が起こったのか理解出来なかった。
しかし、そんな疑問も一瞬のこと。すぐに快感によってかき消されていく。斗真の肉棒が幹弘の腸内で暴れているからだ。
「んぁ…やばいっ」
斗真がそう呟きながらピストン運動を始める。幹弘はその動きに合わせて体を跳ねさせる。
「ひぃい! おちんちん抜いてぇえええ!」
悲鳴に近い声を上げながら幹弘は抵抗する。だが、そんなことは無駄なことだと言わんばかりに斗真の動きが激しくなっていく。
「ふー……そろそろいいか?」
やがて、斗真の方にも限界が来たらしい。幹弘の中で果てようとピストンを早めた。

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