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傭兵の村
官能リレー小説 - ファンタジー系

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傭兵の村 8

僕の生まれた村も貧しく、村人が傭兵として出稼ぎに行くのが習慣である。
男女ともに12歳になると訓練兵となり、その年度後半に開かれる傭兵団の入団テストに向けて身体と頭を鍛える。ただし、入団テストに1発で受かる者は非常に珍しく、翌年度も、翌々年度も訓練兵として村に残る者がほとんどだ。

僕ことフューチャは、12歳から訓練兵になる……はずだったが、ある事情で重傷を負ってしまう。14歳で完治したので、15歳の今、ようやく訓練兵になれた。
入団テストの結果によっては、来年には戦場に出て戦わねばならず、悪くすれば死ぬだろう。
だが、そう悪いことばかりでもない。
ウィルの村と同じく、訓練兵になった男には、村の女を好きなだけ犯して良いという権利が与えられる。……老婆や6歳以下、重傷者といった例外はあるが。

翌朝、朝食を済ませた僕は、自宅を出た。
「訓練が始まるのは10日後か。……さて、手始めに誰を犯そうか」


健康体で、7歳〜中年までなら誰でも犯して良いとなると、かえって迷う。
こうなると、レティシア一人にスパッと決めたウィルは凄かったな。すぐミランダに流されたのはアレだけど。

『じーーー』
『えーと(汗)』

……なんだか、「レティシアにジト目で見られるウィル」を幻視したような気がする。
「玄関先で迷っても仕方がない。とりあえず村の中を歩いてみるか」


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