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堕落させまくりっ!
官能リレー小説 - ファンタジー系

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堕落させまくりっ! 55

目の前で、男は死んだ。
何が起きたのか理解の限界を越えて人妻はその場で座りこんで動けずにいた。
「……メリル」
声をかけられ、肩に手がふれる。
青ざめた顔で顔を上げるとそこには夫が立っていた。人妻は泣きじゃくる。
夫がしゃがみこみ泣き止むまで黙って抱きしめていた。
そして、落ち着いたメリルを連れて寝室に行く。メリルは夫が体を求めてきたのを受け入れ、またメリルも夫に身をまかせた。
夫の意識が回復して動けるようになったなら、この村にいる必要はない。
「逃げなくちゃ……」
村の奇妙な風習について、メリルは話した。
「それはできない」
夫が身を起こして、笑いだす。
「俺はここから逃げられない。お前も。ここにいれば、食い物も水も不自由しない暮らしがある。昼間はお前の旦那だが、夜は俺の体だ」
村とその周囲をテリトリーとしている者は、メリルの旦那に憑依したのである。
「ずいぶん旦那には優しいんだな」
死んだ男は村長の息子だった。
村長、父親を殺そうとした息子、そして今はメリルの夫の体を手に入れた村の支配者は「あきらめろ」と言いながら、メリルに再び抱きついた。
「俺を殺そうとすれば、俺は逃げる。旦那を殺せるならやってみるがいい」
人妻メリルは悲鳴を上げたが、夫の腕から逃れることができない。胸を揉まれ、股間の膣穴をぐちゅぐちゅと弄りまわされながら「昼間に逃げようとしても無駄だ。村から離れたらこいつは死ぬぞ。わかったな」と言われた。
夫の体だが心は別の男になっている。
勃起を挿入されたメリルが犯されながら、どうすることもできずにいる。
夫がメリルの膣内に笑いながら射精した。
「なんで……ああぁっ……嫌なのに……あぁっ!」
「もうお前も俺のものだ」
人妻メリルは、旦那が激しく腰を揺らして射精した瞬間に絶頂させられていた。
「もう俺から離れられない体になったんだ。飽きるまで毎晩でもやってやるよ」
村の女たちは全員、若い女たちであった。
逆に若い男は村長の息子と意識を失っていたメリルの夫しかいなかった。
昼間は村長の息子だが、夜は残酷な支配者だとわかっていた女たちは、自暴自棄になった村長の息子のいいなりだった。
「こいつはどこまで自分の妻以外の女たちの誘惑に耐えきれるかな……楽しみだ。今のうちに勃たなくなるぐらいやったほうがいいぞ。他の女とやられる前に」
村長の息子はあきらめて、村の女性たちとやりたいときにどこでもかまわずやっていた。
夜になり眠ってしまうと、別の男になり、記憶は夢として残るだけで、どうすることもできない。


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星詠みの巫女フレア。
才能があると認められた子供たちは、神聖教団の特別区で育てられる。七人の幹部のうち、魔法医と始まりの国で呼ばれる男以外の六人は特別区出身者である。
大神官ヴァレリアが星詠みの巫女という称号をフレアに与えたのは、フレアは未来や過去を夢で体験する預言者の資質を見いだしたからであった。ヴァレリアは王城の宝物庫から、神剣「煉獄」を持ち出して教団を去ることをフレアには予知されていた。
過去に何があったのか、フレアの夢についてヴァレリアが直接話して教えた。

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