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堕落させまくりっ!
官能リレー小説 - ファンタジー系

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堕落させまくりっ! 49

「はぁ、はぁ……んぅぅっ!」
眉をしかめ目を閉じた苦悶の表情で、全身を強ばらせるロクサーヌ。
彼女の身体を縛りつけるのは、何本もの魔獣皇帝の触手である。
それは北の収容所で見たときよりも異なる力でロクサーヌを苛む。
先端からスズメ蜂のように針を出し、針に触れると電流が流れる。
「くっ、はぁ、はぁ……なんだ?」
騎士として苦痛に対して常人より耐えられる精神力を持つロクサーヌは違和感に気がつく。
さっきまで、やたらと痛みを与えていた電流が微弱なものになっている。
違和感に目を開けると、軍服の隙間から触手が入り込もうとしている。
「犯す気だな、くっ、この……っ!」
逃げようと身悶えるが、効果はない。
軍服に潜り込んだ触手は蠢動しながら、柔肌を這いずりまわる。
粘液の匂いや苦痛でダメなら別の手で責めようというのか、触手どもは彼女に与える刺激の種類を変えようとしている。
太股に巻きつき、乳房にも絡みつき、尻肉をたわめながら股間に向かう触手もいる。
「こいつら……くっ……は、あぁっ!」
さらに潜り込んで来そうな近距離で揺れている触手が針をニュッと突き出す。
バチッ。それなりに強い電流。
あからさまに軍服の下の乳首をピンポイントで狙って針を当てられる。
びりっと走った痺れにロクサーヌは苦しげに目を細めるが、やみくもに全身に電流を流されるよりも、これはきつかった。
隙ができたロクサーヌに触手どもは、再び軍服の下の柔肌への侵攻を再開する。
優秀な策士ロクサーヌの柔肌に、触手どもは、くすぐるように、軽くつつくように、もぞもぞと這いずり絡みついてくる。
「ぅ、うぅっ……」
伏し目がちに見下ろす自分の体に、軍服を盛り上げながら蠢く多くの触手。
ロクサーヌは、触手への生理的な嫌悪に思わず鳥肌を立てる。
転倒させられ仰向けにされても型崩れしない乳肉の丘陵の裾野を囲んだ触手の格好の標的であった。また武芸で鍛えられて引き締まった腿やウエストを螺旋状に触手が縛り上げていく。
身体のあちこちで同時に蠢かれる感触に唇を噛み締め、ロクサーヌは苦痛ではない熱く沸き上がる感覚に耐えている。
「あくぅぅ……ひあぁっ!」
意識の拡散、快感への陥落を狙って、軽く叩かれたり、まるで噛まれたような電撃の衝撃が、敏感な乳首を襲ってくる。
「んっ、はぁっ……はぅぅっ!」
這いずりまわられる嫌悪と電流の苦悶に混ざって、与えられる快感に思考力が鈍る。ロクサーヌは魔獣皇帝に、もう何も考えるな、身をゆだねよと強要されている感じがする。
策士として、騎士としての心にあった余裕が一片の欠片すら残らず消されていく。
「はぁん……んっ、ふぅ……」
吐息を洩らし苦しげな表情のロクサーヌの瞳が潤んできていた。
耐えられるはずの電撃が陥落寸前の心に無視できない感覚として敏感な部分を狙う。
「そこは……あひぃぃっ!」
的確に彼女の軍服の中で這いずる触手の一本が下着の薄い布地越しに肉真珠をとらえた。
ビッ、ビリッ、バチッ!
初めは断続的だった衝撃が、しだいに短くリズミカルに連続して与えられる。
「そこは、ダメっ、やっ、んんん!」
肉真珠に与えられる連続電流の感覚は、まるで肉真珠を弄られている感覚を生む。
「ぁうっ!  ああっ!  ひゃあぁぅ!」
下着がじんわりと湿り気をおびる。乳首も肉真珠も電撃で刺激されて勃っている。
苦悶にうめいていたロクサーヌの声が、鼻にかかったような性の悦びを表す声に変わっていく。


28
収容所でも混乱が起こり始めた。
収容所内に壺から這い出した妖虫が囚人たちを襲いかかり、増殖した。
また、獄中を見回り監視する看守たちも襲われて、寄生された。
理性を失った。欲情しながら、新たな犠牲者を求めて妖虫を媒介するのである。
徘徊する獣のようなありさまである。

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