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堕落させまくりっ!
官能リレー小説 - ファンタジー系

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堕落させまくりっ! 45

「……噂では聞いていたけど、その魔法医がこの人なのかい。シルヴィアが世話になったね」
「おばさん、彼はこの国に来たのは初めてなの。いろいろ教えてあげてくれる?」
「ああ、それはかまわないんだけどねぇ。ところで、あんた、何か目的かあって海を渡って来たんだろう?」
「ヴァレリアという大剣を使う女剣士の噂を聞いたことはないか?」
「ん、ヴァレリア……魔獣ハンターのかい?」
「魔獣ハンター?」
男は宿屋の女主人から、迷宮や魔獣ハンターについて説明を聞いた。
「たしかに剣は煉獄、容姿も名も合っているが」
男は失踪した大神官がなぜハンター稼業をしているのか考え込んだ。
「噂じゃ、めずらしい石から作られた魔獣の娘がいるらしいのさ、ハンターどもはその街に向かったらしいよ。もしかしてヴァレリアってハンターもいるんじゃないのかねぇ」
「その街は遠いのか?」
女主人があきれ顔でシルヴィアに言った。
「ハンターでもないのに外界に出るなんて、正気じゃないよ。お前も行くつもりかい?」
「ええ、この人が行くならついて行くつもり」
「二人ともやめておきな」
街の防御結界から外に出ると、徘徊する魔獣と遭遇する可能性が高い。
街はもともと魔獣ダンジョンマスターの巣のテリトリーであり、そのダンジョンマスターより弱い魔獣が近づかない習性を利用して迷宮跡地に居住地は作られているのである。
ダンジョンマスターが討伐された跡地に住み着いているだけで、外界は危険だと宿屋の女主人が必死に説明するが、男は魔獣について興味を持ったらしく、魔獣に詳しい人がこの街にいたら紹介してほしい、などと言い始めたのである。
人型魔獣の噂を聞いて、シルヴィアに視力を与えられる可能性を男は思いついた。魔獣の眼球を移植する。シルヴィアは「あたしはこのままでもかまわないけどね」と男に言った。
男の性器が眼窩にゆっくりと挿入されて、中に熱い精液が放たれるとき、激しい快感がシルヴィアの全身を満たし、世界中の男から貫かれて放たれているような気すらする。
これは普通の膣内に放たれるのでは感じられない快感なのである。
惚れた男性と一緒に快感を共感している瞬間の瞬間は、シルヴィアにとって幸せとうれしさがあった。視力と引き換えにそれを失うのは、なんだか惜しい気がするのである。
シルヴィアの治療のために魔獣について知りたいと男が話すのを聞いて、宿屋の女主人は「そうかい。あんたはこの娘のためにできるだけのことをしたいんだね、男の責任ってやつかねぇ」と笑顔に戻る。
魔獣ハンターギルドに明日になったら行ってみるといいと、女主人は酒をがぶ飲みしながら二人に教えた。

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