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堕落させまくりっ!
官能リレー小説 - ファンタジー系

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堕落させまくりっ! 39

酒場で声をかけた男が連れていた魔獣の娘を見た女ハンターは、ファルがダンジョンマスターの求める七色の魔晶石を持つ魔獣姫ではないかと目をつけた。
迷宮から逃がされた呪われた者たちに、魔獣姫ファルが見つかってしまった。
そんなことを全く知らずにファルと魔獣ハンターは市場で買い物を楽しんでいた。

21
全ての魔獣人の故郷は異世界にある。
猿から進化ばかりの人間になりかけている種族が増えていく中で、エルフィンの種族は黄昏の時代を迎えていた。
エルフィンの種族の繁栄の時代は終わり、いずれ滅び去る運命にあった。
退廃の極み。
長き寿命を持て余し、眠りについて余命を夢の中で過ごすようになっていた。
握りしめると悲しみや絶望に応じて、楽しかった頃の夢を見て眠りに落ちる石。そんな魔晶石があった。酒や媚薬に溺れる日々を捨て、眠りについていくエルフィンの種族の人々は眠りながら死んでいく。
生きることを放棄して緩慢な自死を選んだ人々の中で、エアルという名の女性だけは、都に一人で取り残されていた。
世界に一人で取り残されてしまったエアルは、猿人との戦う、魔晶石によって召喚した使い魔を駆使する魔導師である。
猿人はエルフィン人に比べて知性も低く言語すら持たない種族だが、エルフィン人よりも優れていることがあった。
繁殖力が強かったのである。
猿人のオスは、エアルを見つけると興奮して犯そうと襲いかかってくる。
エルフィン族の都に侵入してきた猿人たちを召喚された魔獣が喰い殺す。
神聖教団で法と秩序と慈愛の女神として信仰されているエアルは今は存在しない幻の種族エルフィンである。猿人に魔獣を交わらせて、新種族を作り出した。
それがこの世界の人類である。
がくがくと揺さぶられながら猿人の巨根で突き入れられ犯されている。獣人の膣内に、白濁汁が放たれる。さらに他の獣との交配も試された。
そうして猿人の繁殖力を持つ獣人が生まれ、都から放たれて増えていった。
交配実験で急激な進化をとげた猿人は、今は過去の遺物である魔獣と戦うまで進化した。
魔獣に猿人の習性は残った。
媚薬の触媒である芋虫のようなものは失敗作である。かつてのエアルのような異世界から魔獣召喚を行う術師は存在しない。
ただし、魔獣ハンターたちは集めた魔晶石を魔術触媒として、自分の使い魔を駆使するようになっている。
それでもファルのようにエルフィン族の姿をした魔獣はめずらしい。

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